多摩美術大学 演劇舞踊デザイン学科 第3期生の卒業制作 演劇公演「黄昏ゆーれいランド」が、1月10日から13日まで東京・東京芸術劇場 シアターウエストで上演される。

「黄昏ゆーれいランド」は、FUKAIPRODUCE羽衣の糸井幸之介が監修を務める作品。学生が主体となる今作では、脚本を青木幸也、演出を葛生大雅が手がけ、キャスト・スタッフ陣にも多摩美術大学の学生が名を連ねている。

劇中では、機を織る作家、寒さに耐える恋人たち、探し合う親子、庭で生きる老婆らの群像劇が展開。上演に際し、糸井は「学校の公演ではあるけれど、その前に若者たちの公演です。どうせだったら、次の時代を感じさせる新しい作品にしたいじゃありませんか！」と思いを述べた。

なお同学科の衣装ゼミ3期生の卒業制作を中心とした展示「キセキ」が、1月5日から9日まで東京・東京芸術劇場 アトリエウエストで開催される。

糸井幸之介コメント

今回の卒業公演は、学生の学生による公演です。作も学生、演出も学生、出演も美術も制作だって学生です。
いつの時代も、新しいものを作り出すのは若者たちです。そうした若者たちの作品がうねりとなって、次のスタンダードが生まれます。学校の公演ではあるけれど、その前に若者たちの公演です。どうせだったら、次の時代を感じさせる新しい作品にしたいじゃありませんか！
良い作品になるかどうかは、神のみぞ知る、です。でもそれは、大人が作ったってそうです。どんな天才が作ったって、芸術なんて神のみぞ知るです。
どうぞ皆様劇場に来て、次の時代を感じさせる新しい作品かどうか、確かめてください。

多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科 第3期生 卒業制作 演劇公演「黄昏ゆーれいランド」

2020年1月10日（金）～13日（月・祝）
東京都 東京芸術劇場 シアターウエスト

監修：糸井幸之介
脚本：青木幸也
演出：葛生大雅
出演者（五十音順）：青木美奈、池森柚葉、石川亞子、稲垣実里、遠藤雄斗、大嶋アリフ、大林岳詩、加藤優菜、木村星弥、高下七海、権田帆南、櫻井碧夏、杉山愛実、武田萌花、田中樹音、田山陽大、丹野武蔵、中村勇輝、春木来智、廣畑慎之介、福山翠、藤井さくら、昌本尚輝、桝永啓介、宮地春奈、村上桜佳、山内美怜奈、横山真琳、吉澤萌々茄、芳田遥

※高下七海の「高」は、はしごだかが正式表記。

多摩美術大学 演劇舞踊デザイン学科3期生展「キセキ」

2020年1月5日（日）～9日（木）
東京都 東京芸術劇場 アトリエウエスト