Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

菅田将暉、主演作『糸』で父性に目覚める 共演は3度目となる小松菜奈

ぴあ

20/8/11(火) 18:15

中島みゆきが1998年にリリースした同名人気楽曲をモチーフにしたラブストーリー『糸』の完成報告会見が8月11日、都内で行われ、ダブル主演を務める菅田将暉と小松菜奈、メガホンをとった瀬々敬久監督が出席した。

平成元年生まれの男女を主人公に、激動の平成史を背景にしたふたりの18年間にわたる運命的な愛の軌跡を映し出す。北海道、東京、沖縄、シンガポールなど大規模ロケが敢行された。

当初は4月に封切られる予定だったが、緊急事態宣言を受けて、公開が約4カ月延期された本作が、ついに8月21日に全国公開されることに。菅田は開口一番「うれしい」と喜びを示し、「このタイミングで公開されるのも、ひとつのめぐり合わせ。この4カ月間は『なぜめぐり合うのか、いつめぐり合うのか』という歌詞通りの日々だった」としみじみ。また、「今の時代は人と出会い、対面して話せることに価値があるじゃないですか。映画を見ながら(コロナ禍以前の)過去を思い出した」とも語った。

本作では父親役に初めて挑戦し「最初は自分にできるのかと思った」と回想。それでも「ご一緒した娘役の子役さんが、僕をお父さんにしてくれた」と“父性”に目覚めたと明かすと、小松も「菅田さんはずっとお子さんを『かわいい、かわいい』と言っていた」と現場での良きパパぶりを証言していた。

そんな菅田と小松は、今回が3度目の共演。設定上、同じシーンでの共演は多くなかったが「ツーカーはツーカーなんで。(過去に共演した)思い出ありきのお芝居ができたので、初めましての人じゃなくて良かった。あと、いっぱい差し入れをしてくれるようになった(笑)」(菅田)、「これまでの共演は激しい作品が多かったですが、今回は王道のラブストーリー。そんなわたしたちがどう変化して『糸』を表現するのか……。ご縁というか、またご一緒できて、うれしかった」(小松)と相性の良さを披露した。

現場でのふたりについて、瀬々監督は「やはり、ツーカーという感じ。待ち時間も親しそうにしていたが、芝居が始めると、なれ合いにならないように、(演技面で)違う場所、新しい場所と行こうとしていて、その姿勢がすばらしかった」。本作の制作にあたっては、中島みゆきから「決して悲しいだけのエンディングにはせず、幸福な物語にしてほしい」とリクエストがあったそうで、瀬々監督は「ダイレクトに人が人と出会うことが、はばかられる時代になりましたが、だからこそ、人とのつながりや縁の素晴らしさを訴えるいい機会になるはず」とアピールしていた。

取材・文・写真=内田 涼

『糸』
8月21日(金)公開

新着エッセイ

新着クリエイター人生

水先案内

アプリで読む