Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

渡辺美優紀、2年ぶりステージ復帰「皆さんに会いたかったです!」

ナタリー

18/9/21(金) 20:30

渡辺美優紀

元NMB48の渡辺美優紀が9月19日に東京・Zepp Tokyo、21日に大阪・なんばHatchでワンマンライブ「1st LIVE TOUR 2018 ~Milky Landだよね~」を開催。この記事では彼女の誕生日に行われた東京公演の模様をレポートする。

NMB48時代より、愛らしい立ち振る舞いやクオリティの高いパフォーマンスで人気を集めていたみるきー。2016年にファンに惜しまれながらグループを卒業したあとも、彼女の復帰を望む声はやむことがなかった。そして卒業してから約2年を経た今年の7月にみるきーは芸能活動再開を発表。彼女は久しぶりのステージで新曲や人気ナンバーを届け、会場に詰めかけたファンを喜ばせた。

ライブの最初には、“釣り師”であるみるきーが復活し“お姫様”になるまでを童話ふうに描いたアニメーションが上映される。映像の最後に「ここに集まった“釣られた”皆さんと共に、新しい一歩が今始まります」というナレーションが流れると、お城ふうに装飾されたステージ後方の赤いカーテンから、ティアラとピンクのドレスを着用したみるきーが登場した。場内には彼女の復活を待ちわびたファンの「みるきー!」という声が次々と飛び交う。ステージ前方へとゆっくりと進み出たみるきーは、穏やかな笑みを浮かべて「Milky Land」を可憐に歌い上げた。

ステージでキラキラと輝きを放つみるきーの姿にオーディエンスの目は釘付けに。彼女は4人のダンサーを引き連れて軽やかにステップを踏み、つんく♂提供の新曲「WINTER LOVE~私のYeah Yeah~」を披露した。水野良樹(いきものがかり)作曲、高橋久美子(ex. チャットモンチー)作詞の新曲「りんご麗し 実りの季節」で女の子の恋心をキュートに届けたみるきーは、「皆さんただいまー! 皆さんに会いたかったです! 今日は一緒に楽しみましょう!」とファンとの再会を喜ぶ。次の瞬間、2014年に発表されたソロデビュー曲「やさしくするよりキスをして」のイントロが流れると、フロアに大きなコールが沸き起こった。みるきーは1980年代アイドル歌謡曲をイメージしたこのナンバーを約2年ぶりに歌い上げ、ステージからはけていく。その後小さな女の子による演劇を経て、みるきーは純白のワンピースに衣装をチェンジし、ミディアムバラード曲「アシンメトリー」を胸に手を当てながらしっとりと歌唱した。

みるきーがダンサーと共にラブリーな世界観を生み出したのは「乙女心キャンディ」。楽曲の最後に彼女はキャンディを客席に振りまき、フロアを大きく沸かせた。さらにNMB48時代のユニット曲であり、彼女がグループを卒業したあとも多くの後輩によって歌い継がれている「ジッパー」も披露。曲中に背中のジッパーを下ろすというファンおなじみのシーンでは、客席から選ばれたファンがジッパーを下ろすことになり、観客がどよめく。幸運なファンがみるきーに促されるままにジッパーを下ろしたあと、彼女は大胆なランジェリー姿で甘い歌声を響かせた。赤い衣装にチェンジしたみるきーはその後もMCを挟むことなく、ストイックにステージを展開する。NMB48時代に得意のダンスで多くの人々を魅了してきたみるきーは、黒い服を着たダンサーと共に「Perfect Girl」を艶やかにパフォーマンス。EDM調のナンバー「Myself」をクールに届けたのち、つんく♂が制作した楽曲「夕暮れセンチメンタル」を切なげな表情を見せながら歌い上げた。

ライブ本編もあと1曲となったところで、みるきーは「皆さん、楽しんでますかー?」とファンに呼びかける。フロアに飛び交う「おかえり!」という声を受けて、彼女は「ただいまー!」と満面の笑みを浮かべた。みるきーは「皆さんのおかげで、たくさん楽曲もいただいて、こうしてライブをすることができました。本当にありがとうございます。何よりも、ファンの皆さんに本当に会いたかったです!」と喜びを全開に。「会えなかった時間、きっと皆さんいろんな変化があったと思います。私もいろんなことがあって、そんなときに皆さんの支えがすごく大きかったです。応援してもらってるばかりじゃいけないから、私も皆さんに元気を届けられるような人になりたいなと思って、次の曲をやらせていただきます。気持ちが伝わればうれしいです」と真摯に思いを伝えた。彼女が本編最後にさわやかに披露したのは「あの日の空と、私の未来」。「君を笑顔にするヒーローになりたい」とストレートな思いを歌い、カーテンの向こうへとはけていった。

盛大なみるきーコールに呼ばれて、彼女は小悪魔の耳と尻尾を付けて登場。熱いコールを浴びながら、いたずらっぽい笑みを浮かべて代表曲「わるきー」をパフォーマンスした。「めっちゃ大きなみるきーコール聞こえてました! うれしかったです!」と彼女が喜んだ直後、どこからともなくバースデーソングのメロディが聞こえ、ステージ袖からケーキが運び込まれる。オーディエンスがバースデーソングを歌うと、彼女は「25歳になったんですね。今日まで一生懸命ライブの日に向かってきたので、誕生日ということを忘れるくらいだったんですけど、皆さんにこうしてお祝いしてもらえてうれしいです」とケーキのろうそくの火を吹き消した。みるきーは「みんなにこうやって会えて、お誕生日もお祝いしてもらえて幸せです。今日をこうして迎えられて、全部が今日につながっている感じがしています。本当にありがとうございます」と素直な思いを伝えた。

「ここで最後のパワーを見せてくれますか?」とみるきーが観客に呼びかけ、最後に披露したのはこの日のオープニングを飾ったナンバー「Milky Land」。彼女はファンへのメッセージが詰まったこの曲を晴れやかな表情で歌い上げたあと「会えてうれしいです!」と場内を見渡し、オーディエンス1人ひとりの顔を見ながら手を振った。みるきーは何度も「ありがとうございます!」とファンに感謝の気持ちを伝え、ダンサーと手をつないでおじぎをする。そして最後に「大好きです!」と弾けるような笑顔を見せ、大歓声の中約2年ぶりのステージを終えた。

渡辺美優紀「1st LIVE TOUR 2018 ~Milky Landだよね~」2018年9月19日 Zepp Tokyo セットリスト

01. Milky Land
02. WINTER LOVE~私のYeah Yeah~
03. りんご麗し 実りの季節
04. やさしくするよりキスをして
05. アシンメトリー
06. 乙女心キャンディ
07. ジッパー
08. Perfect Girl
09. Myself
10. 夕暮れセンチメンタル
11. あの日の空と、私の未来
<アンコール>
12. わるきー
13. Milky Land

新着エッセイ

新着クリエイター人生

水先案内

アプリで読む