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サム・メンデス「1917」世界初披露、英王室よりチャールズ皇太子ら出席

ナタリー

19/12/5(木) 17:23

「1917 命をかけた伝令」ロイヤルプレミアに出席したサム・メンデス。

「1917 命をかけた伝令」の世界初披露となるロイヤルプレミアが、イギリス現地時間12月4日にオデオン・レスタースクエアで行われ、監督のサム・メンデス、キャストのジョージ・マッケイ、ディーン=チャールズ・チャップマン、マーク・ストロング、リチャード・マッデンらが出席。さらに英国王室からチャールズ皇太子とカミラ夫人が参加した。

第1次世界大戦に投入された若きイギリス兵2人のある1日を壮大なスケールで描いた本作。取材陣を前に、メンデスは「才能あるイギリス人の仲間たちとともに、イギリスで製作された映画を世に送り出すには最高の形だから、こんなうれしいことはないよ。この旅には最高の始まりだね」と喜びをあらわに。長回しを多用した撮影については「主人公のキャラクターたちと観客をしっかり結び付け、離れることがないようにしたいと思った。過ぎていく毎秒毎秒、主人公たちがたどる一歩一歩、そして彼らの息遣いすべてを観客に感じてもらいたかったわけだが、それこそがこの物語を伝えるのにもっともふさわしい手法だと思えたんだ」とこだわりを語った。

伝令という重要な任務を与えられるスコフィールド役のマッケイは、実際に戦場を体験した人々に思いを馳せながら「彼らが体験したことを真に理解することはできないが、表現していけるように可能な限り見極め、理解しようとするというのが僕たちの仕事だ。だから本作を通して、それを心がけた」と回想。スコフィールドとともに任務に就くブレイク役のチャールズ・チャップマンも「撮影の半年前からリハーサルをしなければならなかった。とても精密なもので、映画全体がまるでコレオグラフィー(振り付け)のようだった。俳優としてそのすべてに身を投じ、キャラクター、状況に自分を委ね、すべてを忘れることができる。それは僕がこれまでに経験したことがなかったことで、とても楽しかったよ」と撮影を振り返る。

また撮影監督のロジャー・ディーキンスは「カメラは常に移動し続けなければならなかった。もっとも大きなチャレンジは天候だった。天候が続かないとつじつまが合わなくなるから曇り空を望んでいたが、それは本当にチャレンジだったんだ。ときには撮影を再開するために午後遅い時間の雲を文字通り1日中待たなければならなかったこともあった」と苦労を明かした。

「1917 命をかけた伝令」は2月14日より全国ロードショー。本作にはベネディクト・カンバーバッチやコリン・ファースらも出演している。

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