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THE RAMPAGE 武知海青、“EXILE TRIBE史上最高の筋肉を持つ男”の頼もしさ メンバーの前ではかまってちゃんな一面も?

リアルサウンド

20/6/2(火) 6:00

 今やJr.EXILE世代を牽引する16人組ダンス&ボーカルグループ、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE(以下、THE RAMPAGE)。ワイルドなビジュアルやアグレッシブな楽曲、大人数で繰り広げるダイナミックなパフォーマンスが印象的な彼らだが、1人1人のキャラクターやメンバー同士の関係性を探ってみると、そこには意外な魅力が溢れている。そんな彼らの魅力を伝える、THE RAMPAGEメンバー分析。第15回目は、パフォーマーの武知海青について紹介していく。

 武知海青は、1998年2月4日生まれで兵庫県出身。ダンススタジオを経営する母親の影響で、1歳6カ月の頃にはすでに母親のマネをして踊っていたという彼は、2歳から実家のスタジオでダンスを習い始めたサラブレッド。小学3年生からはチームを組んで数々のダンスコンテストに参加するようになり、何度も優勝していたそうだ。しかし、ダンサーとして有名になることを目標としていた彼にとって、ダンスコンテストの優勝は目指すべき道ではないと気づき、コンテストに出場することをやめて、やりたい道をもう一度考え直すことに(参照:モデルプレス)。その流れでイベントに出演した際にEXPGからスカウトされ、EXPG大阪校のダンス特待生になると、実家のスタジオの一員として活動する傍ら、EXPGでダンスを極めていった。そして、2014年3月、16歳の時に「EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION」に挑戦。そこでは惜しくも落選するが、THE RAMPAGEの候補生に選出され、THE RAMPAGEの正式メンバーとなった。

 また、ダンス以外の分野でも運動神経の良さを発揮し、小学生の時に水泳の選手としてジュニアオリンピックに出場(参照:Tarzan)していたり、中学生の時に円盤投げの選手(参照:『OUT of MUSIC vol.66』)だったりと、さまざまなスポーツで活躍。水泳に関しては、THE RAMPAGEのデビュー前、2014年10月に放送された『めちゃ×2イケてるッ!ハゲザイルSP』(フジテレビ系)の水泳対決にもEXILE TRIBEチームの一員として参加しており、見事なバタフライを披露しめちゃイケチームに圧勝。THE RAMPAGEの8thシングルタイトル曲「WELCOME 2 PARADISE」のMVにも、神々しい肉体美とプールへの華麗な飛び込みが収められている。

THE RAMPAGE from EXILE TRIBE / WELCOME 2 PARADISE (Music Video)

 得意なダンスジャンルは、クランプとジャズダンス。メンバーの長谷川慎や川村壱馬も得意としているクランプは、もともとはストリートでの抗争や暴力を止めるため、それに代わるものとして生まれたダンスであり、足を踏み鳴らす“ストンプ”、胸を突き出す“チェストポップ”、力いっぱい腕を振り下ろす“アームスイング”といった、身体を大きく見せて挑発するような動作が特徴。中でも武知は、体格の良さを活かしたダイナミックさやパワフルさを武器としており、武知・長谷川・山本彰吾が6thシングル曲「HARD HIT」の振付をした際には「クランプの中でも、慎はトリックというスタイルで、僕はパッション系、エナジー全開系とジャンルが違う。その2つを融合したクランプを見せられたのも、新しい一面だと思います」(引用:THE RAMPAGEが『HARD HIT』で示す、グループの成長と個性「ここが一つの勝負という感覚」)と語っている。その一方、THE RAMPAGEの一員になる前には、ジャズダンスというクラシックバレエを基礎としたフリースタイルダンスをやっていた経験もあり、長い手足をしなやかに伸ばしながら優雅に踊る姿も彼の魅力。THE RAMPAGEといえばクランプを始めとする荒々しいダンスの印象が強いが、初の全国単独ホールツアー『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2017-2018 “GO ON THE RAMPAGE”』で、ボーカル3人が歌う「Lost Moments ~置き忘れた時間~」(COLORのカバー)に合わせて武知がジャズダンスを披露したように、彼の存在がTHE RAMPAGEの表現をより豊かにしている。最新曲「INVISIBLE LOVE」のMVでは、自ら振付をした官能的なペアダンス(ソロパート)も披露しており、「ジャズダンスでは女性と踊る機会も多いんですよ。ソロパートの女性とのペアダンスでは、女性と踊る時の感覚や手先の表現のニュアンスまで気を配る感覚を、昔の経験から思い出しつつ踊っていましたね」(引用:With)とのこと。女性ダンサーを力強く抱きしめる場面でさえ、大人の色気と気品が漂うパフォーマンスで、歌詞の切ない世界観に寄り添っている。

THE RAMPAGE from EXILE TRIBE / INVISIBLE LOVE (Music Video)

 武知のグループでの役割は、自他ともに認める「筋肉担当」(引用:THE RAMPAGEが『HARD HIT』で示す、グループの成長と個性「ここが一つの勝負という感覚」)。2018年にも“EXILE TRIBE史上最高の筋肉を持つ男”として『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)に出演していたが、2019年8月に『芸能界特技王決定戦 TEPPEN2019 夏の陣』(フジテレビ系)に出演した際、ベンチプレス対決で6位中5位になってしまったことをきっかけに、急きょ同年11月に開催を控えていたボディコンテスト『Summer Style Award 2019 ROOKIE CHALLENGE CUP』にエントリー。もともとストイックで負けず嫌いな性格だが、この時は「優勝を逃したら今後は筋トレ好きを公言しない」と覚悟して取り組んでいたそうで、その結果、3カ月という短い準備期間にも関わらず、「Stylish Guy」部門で総合優勝を果たした(参照:Tarzan)。さらに、リーダーの陣が「海青はテレビとかで見聞きしたものとかを忘れずにいて、色々教えてくれる」(引用:ViVi)と言うように物知りで、ボディーメイクに関して話す時の口調は、まさに“海青先生”といった雰囲気。先日、岩谷翔吾と共に配信したインスタライブ「STALI HOMIES Vol.2」でも、リスナーの腹筋を鍛え上げる自作の筋トレメニューで、“THE RAMPAGEの専属トレーナー”っぷりを見せつけていた。

 武知の意外な一面を挙げるとしたら、そのマッチョボディからは想像つかないほど人懐っこいキャラクターだろうか。姉2人に囲まれて育った末っ子長男の武知は、意外とゆるい性格で、藤原樹曰く「朝起きてから今に至るまでの自分の出来事を、毎日メンバーに報告してくる」(引用:JJネット)ほどのかまってちゃん。そんな彼をRIKUや山本彰吾といった年上メンバーは放っておけないようで、川村壱馬も「いつも自分のことや、周りのことも嬉しそうに語っている、憎めない可愛い奴です(笑)」(引用:『OUT of MUSIC vol.66』)と紹介している。それでも、デビュー時のまだあどけない表情と比べると、かなり頼もしい顔つきに変わったと言えるだろう。結成5周年を越えた今となっては、メンバー1人1人をリスペクトしながらも、「これからはメンバーを引っ張っていける存在になりたい」(引用:JJネット)と意気込んでいる武知海青。その大きな背中が、THE RAMPAGEを頂上へと導いていく。

■斉藤碧
エンタメ系ライター。
ダンス&ヴォーカルグループ、アイドル、ロック、ヴィジュアル系、俳優などジャンルレスで執筆中。V系雑誌「Stuppy」では編集も担当。
Twitter:@stmdr38

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