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前川知大×亀梨和也のSFミステリー「迷子の時間」をPARCO劇場で

ナタリー

20/8/5(水) 12:42

「迷子の時間」亀梨和也ビジュアル

イキウメの前川知大が作・演出、KAT-TUNの亀梨和也が主演を務める「『迷子の時間』-『語る室』2020-」が、11月に東京・PARCO劇場で上演される。

PARCO劇場オープニング・シリーズの1作として披露される本作では、2015年にイキウメ内のユニット・カタルシツにより上演された「語る室」を、新たに「迷子の時間」として立ち上げる。ある田舎町の交番前で、とぼけた警察官がなぜかバーベキューの準備をしていた。神隠し事件の関係者が集まって語り合ううちに、いつの間にか異界が口を開け……。2015年に上演された蜷川幸雄演出の音楽劇「青い種子は太陽のなかにある」以来、5年ぶりの舞台出演となる亀梨は、警察官役を演じる。

上演に向け前川は「いま上演発表はすべきなのか、迷いました。PARCO劇場、亀梨さんと相談し、だったら迷ったまま発表してしまおうと決めました。迷ったまま、私たちは準備を進めています。迷っているからこそ、日々変わる状況に臨機応変に対応できることがあると信じます」と話す。また前川と初のタッグを組む亀梨は「今だから、今しかできない時間を、前川さんをはじめ、キャスト、スタッフのみんなでしっかり積み上げていきたいです」と意気込みを語った。

共演者やチケット情報については続報を待とう。なお本作は、11月に予定されているPARCO劇場公演のほか、大阪でも上演される予定だ。前川と亀梨からのコメント全文は下記の通り。

※「青い種子は太陽のなかにある」の「青」は旧字体が正式表記。

前川知大コメント

この公演の幕が開く11月に、社会がどういう状況になっているかは、誰にも分かりません。いま上演発表はすべきなのか、迷いました。PARCO劇場、亀梨さんと相談し、だったら迷ったまま発表してしまおうと決めました。迷ったまま、私たちは準備を進めています。迷っているからこそ、日々変わる状況に臨機応変に対応できることがあると信じます。

舞台は、神隠しにあった子供をめぐるSFミステリー「語る室」(2015年)を、亀梨さんと一緒に「迷子の時間」として語りなおそうと思います。ある田舎町の交番前で、なぜかバーベキューの準備をしているとぼけた警察官がいます。

神隠し事件の関係者が集まって語り合ううちに、いつの間にか異界が口を開けている……。

その警察官を亀梨さんにお願いしました。どう変わっていくのか楽しみです。

亀梨和也コメント

蜷川さんとご一緒させて頂いて以来の5年ぶりの舞台で、初めてのPARCO劇場。また、オープニングの一年に参加させて頂けること、本当にありがたく感じています。

そして、初めてのストレートプレイ。昨年、このお話を頂いた時、嬉しさと同時に、初めてだらけの環境に正直不安もありました。日々、世の中の状況が変化していく中、みんなで話し合いを重ね、今という時間を柔軟にとらえ、さまざまな決断、出来る準備を進めていきたいと思います。

今だから、今しかできない時間を、前川さんをはじめ、キャスト、スタッフのみんなでしっかり積み上げていきたいです。

みなさんにお知らせをさせて頂くタイミングを日々話し合ってきました。本当に難しい世の中ですが、気持ちが繋がれるもの、今共有させて頂けるものを。その想いで発表させて頂きました。

「『迷子の時間』-『語る室』2020-」

2020年11月予定
東京都 PARCO劇場

※ほか大阪公演の予定あり。

作・演出:前川知大
出演:亀梨和也 ほか

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