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山田洋次「キネマの神様」のVFX監修は山崎貴、現在と過去がつながる新映像も公開

ナタリー

21/3/17(水) 7:00

「キネマの神様」本ポスタービジュアル

山田洋次監督作「キネマの神様」の公開日が8月6日に決定。本編の一部とメイキングを収めた特別映像がYouTubeで公開された。

原田マハの同名小説を原作に、“映画の神様”を信じ続けた男・ゴウとその家族に起きる奇跡を描く「キネマの神様」。現在と過去のゴウを沢田研二と菅田将暉が2人1役で演じ、ゴウの妻・淑子役で宮本信子と永野芽郁、娘の歩役で寺島しのぶが出演。映画館「テアトル銀幕」の館主を務める元映写技師・テラシンを小林稔侍と野田洋次郎(RADWIMPS)が演じた。

映像の冒頭には、山田と、本作のVFX監修を担当した山崎貴がカメラテストに臨む様子を収録。続いて、現在のゴウとテラシンが古いモノクロ映画を観る劇中シーンに移る。北川景子演じる昭和の銀幕スター・桂園子の瞳にカメラが寄ると、場面はその映画の撮影現場へ。若き日のゴウや、リリー・フランキー演じる映画監督・出水宏が現れ、映像はカラーになる。

山崎は「敬愛するレジェンドが僕の何かしらに期待してくれて、仕事を頼んでくれるなら、それは何を置いてもはせ参じなくてはと思いました」とコメント。「山田監督は新しい玩具を手にしたように楽しんでいらしたような気がします。僕はその玩具の可能性を出来るだけ広がりが持てるようにレクチャーしていく感じでした」と山田との共同作業を振り返った。

そしてこのたび、本作に片桐はいりと原田泰造が出演していることも明らかに。片桐はテアトル銀幕の常連客を演じ、原田は、ゴウのギャンブル依存に悩む淑子と歩が訪れる相談会の主催者役を務めた。

山崎貴 コメント

山田洋次の作品にVFX監修として携わることが決定したときの心境

敬愛するレジェンドが僕の何かしらに期待してくれて、仕事を頼んでくれるなら、それは何を置いてもはせ参じなくてはと思いました。僕は邦画の歴史にも大変興味あるので、雑談する中でかつての巨匠達の生の姿を教えていただけることもとても楽しかったです。日本映画の様々な歴史的瞬間を体験してきた方ですから。

本作におけるVFXに関して意識した点、こだわった点

山田監督の世界観にあったVFXということにはこだわりました。いわば地に足が着いているもの。
僕自身の作品のときは荒唐無稽なものをめざしますが、そこは品良くいきたいなと。

撮影現場における山田との対話でどのような意見交換をしたのか

山田監督は新しい玩具を手にしたように楽しんでいらしたような気がします。僕はその玩具の可能性を出来るだけ広がりが持てるようにレクチャーしていく感じでした。目指すイメージはしっかりと出来上がっていましたね。

(c)2021「キネマの神様」製作委員会

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