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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実

20/3/17(火)

(C)2020映画「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」製作委員会/(C)SHINCHOSHA

試写状を見た時から、これは見逃せないと思っていたが、稀代の天才作家、三島由紀夫と、血気盛んな反逆のエリート東大全共闘の討論会の全貌を明かすドキュメンタリー『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』のドキドキ感は掛け値なしにおもしろい。 時は1969年5月13日。学生運動が激化していた東大駒場キャンパスの900番教室には1000人を超える学生が集まり、異様なテンションが充満していた。三島はそこに警察が申し出た警護も断って身ひとつで敵地に乗り込み全共闘随一の論客と称えられた芥正彦をはじめとする学生たちと討論を戦わせるのだが、その熱量が凄い。丸50年の時がたってTBSだけが保管していた貴重な映像を大きなスクリーンで観てもらいたいというプロデューサー陣の想いから実現した映画化だが、今なお妙な華のある73歳になった芥正彦から瀬戸内寂聴までの13人の証言者たちの発言もうまく散りばめられ、生の力に圧倒される。

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