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2020年のthe HIATUSを記録した写真集を受注生産限定で販売

ナタリー

21/4/22(木) 20:00

「2020 Jive Turkey vol. 4-5 COVID-19」より。

カメラマンの三吉ツカサが撮影したthe HIATUSの写真集「2020 Jive Turkey vol. 4-5 COVID-19 Edition-1 / Edition-2」が写真販売サイト・Showcase Printsで受注生産限定で販売される。

写真集は上下巻で構成されており、A4サイズで各52ページ。昨年行われたthe HIATUSのジャズクラブツアー「Jive Turkey vol.4」「Jive Turkey vol.5」のオフショットを含む写真や、通常のバンドセットでライブが行われたXmas Eileen主催のイベント「S60 & Xmas Eileen DJ presents『ZASSO.』」のthe HIATUSのステージ写真が収められる。写真集の価格は上下巻セットで税込5940円。通常価格での販売とは別に、写真集に購入者の名前が掲載される「写真集+寄付金」のコースも税込1万1440円で設けられる。

受注期間は4月22日20:00から5月6日24:00まで。商品は5月下旬に発送される予定。

三吉ツカサ コメント

ライブ写真家の三吉ツカサです。
自分の肩書が本当にこれで合っているのか、自分でもわからなくなる日々。ライブがなくなって楽しみが消えてしまった人は本当に多いと思うけれど、僕の場合は撮る場所と撮る対象がなくなって、そのまま自分の存在ごと消えてしまったような気分になりました。
コロナが僕の仕事の95%を奪っていきました。バンドも、スタッフも、もちろんライブハウスも大変です。わかっていても具体的な援助ができないのは、いまの僕もまた、かなりのピンチに陥っているから。状況はいつか必ず良くなると信じているけれど、いつかを待っていても僕の肩書や居場所はなかなか戻ってきてはくれません。客席最前列とステージの間、あの1メートルほどの空間で僕は生きていた。すぐ傍にいたみなさんの息遣いをリアルに感じながら。

the HIATUSのツアーに単身で同行し、ひとつのストーリーを作り上げる。今までの僕はこれを生業としてきました。僕はギャラをもらってスチール撮影をしているわけではありません。そのかわりに、撮影した写真を写真集にして販売させてもらって、お金を産むという工夫を自分なりに考えてやってきました。
具体的には、ギャラをもらわない代わりに、ライブ写真のプリントや写真集を売ることを許可してもらう。肖像権や権利の問題などややこしい大人の話を抜きにして、撮った写真は僕の自由に販売させてもらう。「お前の写真ならどうしてもらってもいい」。この信頼関係で僕は自分の居場所を作ってきました。契約書のない話に保証はなく、もちろんライブがなければ何も動かない。このままの状況が続くことは、無、を意味します。

2020年1月に行われたJive Turkey vol.4と、同年末のJive Turkey vol.5。新型コロナウイルスの足音が迫っていた時期と、規制と混乱の渦中でなんとか公演を行った時期。その違いは、僕のカメラにはっきりと写り込んでいました。ライブという場に臨み、人前に立つアーティストの気持ちの美しさ。それが僕らにとっていかに大切なものだったのか、写真に改めて教わりました。そして、当日あの場にいられなかった人にも何かを届けられるのが写真なのだということを、自分で自覚してゾクゾクする気持ちになりました。
2本のツアーは上下巻の写真集になります。バンドの音楽が作らせたもの。関わるスタッフの気持ちが詰まったもの。みなさんの気持ちをあの日のあの場所に戻すもの。これは僕ひとりが作ったものではないので、みんなと一緒に作らせて欲しいと思いました。みんなと一緒に未来のあの場所に帰りたい、と。
今回、通常の値段とは別に、ひとり五千円の寄付を募ります。賛同してくれた方の名前はすべて写真集にクレジットします。みなさんにthe HIATUS写真集「制作者」になって欲しいのです。東北ライブハウス大作戦の木札のイメージ。みんなで作ったライブハウスがあるように、みんなで作った写真集があってもいい。2020年のthe HIATUSの記録を形にしてくれませんか
勝手なお願いをしているのは百も承知だし、もちろん今までどおりの価格で写真集を購入してもらうことも可能です。ただ、僕の活動を少しでも気にかけてくれる人がいれば、とても嬉しいし、ありがたいなと思っています。

ライブを撮影する写真家として、the HIATUSを一番近くで見てきたひとりとして、すべては写真でお返しします。これが僕の生業であり、誇りなのです。

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