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加藤一二三が謎の愛猫家に…「警視庁・捜査一課長」SPに出演

ナタリー

20/1/3(金) 6:00

「警視庁・捜査一課長 正月スペシャル」より、加藤一二三演じる“一二三さん”。

本日1月3日にテレビ朝日系で放送されるドラマ「警視庁・捜査一課長 正月スペシャル」に、加藤一二三が出演する。

内藤剛志扮する捜査一課長・大岩純一と捜査員たちの熱き奮闘を描く同シリーズ。「正月スペシャル」では、大岩が刑事人生を懸けて“最後の事件”に挑む。元サッカー女子日本代表の澤穂希が、殺人事件の第一発見者となるサッカーコーチ・玉賀友代役で出演することがすでに発表されている。

加藤が演じるのは、大岩の隣人で元警視総監の“一二三さん”。現在は隠居の身であり将棋を趣味とする愛猫家という役どころで、ドラマでは猫を抱いて少々怪しげに登場し、大岩に重大なヒントを授ける。

加藤は「元警視総監という役柄には驚きましたが、まったくの素人ながら、俳優さんたちの演技をしっかり見学し、できるだけ同じような心境で演じたいと考えていました」とオファーを受けた際の心境を明かす。そして猫との共演を「とてもやさしくておとなしい理想的な子たちでした」と振り返り、「とても素晴らしい刑事ドラマで、猫ちゃんも将棋も登場するし……ハッキリ言ってとても楽しかったです」と本作に出演した感想を語った。なお内藤剛志のコメントは下記に掲載する。

警視庁・捜査一課長 正月スペシャル

テレビ朝日系 2020年1月3日(金)21:00~

加藤一二三 コメント

オファーを受けたときの心境

NHKのトーク番組に出演したとき、視聴者の方から「恋愛ドラマと刑事ドラマ、どちらに出てみたいですか?」という質問が来たので、「刑事ドラマで捜査一課長のような役を演じてみたい」と答えたことがありました。というのも、刑事ドラマを見ていると、必ず指揮官として“捜査一課長”という存在が出てくるので……。そうしたら、このドラマからオファーをいただきました。
元警視総監という役柄には驚きましたが、まったくの素人ながら、俳優さんたちの演技をしっかり見学し、できるだけ同じような心境で演じたいと考えていました。

脚本を読んだ感想

脚本を繰り返し読みましたが、読めば読むほどきめの細かい、よくできた脚本だと気づきました。将棋のことが随所に出てきて、冴えたセリフもあって、きちんと将棋がわかっている方の脚本ですね。猫が登場するのも、とてもいいですね。私は人生で図らずも猫をお世話することになったのですが、それによっていろいろなことを悟りました。この脚本を書かれた方は猫の世界のこともよくわかっていらっしゃるようです。共演した猫ちゃんたちは、とてもやさしくておとなしい理想的な子たちでした。

内藤剛志の印象

さすがに名優でいらして、撮影の合間に将棋のことをお聞きになったりして、吸収力が素晴らしいなと思いました。「自分は3手先ぐらいは考えられる」とおっしゃっていましたが、将棋の世界で3手読めたら、もう一人前なんですよ。入門者は一手も読むことができませんから……。内藤さんも将棋に関心をお持ちで、とてもうれしかったです。

将棋を指すシーンを演じてみて

脚本を読んだら、“パチパチと駒音が聞こえる”というト書きがありましたので、駒音が必要なんだなと思って響かせました。実は、今の将棋界でいちばん高い駒音で指すのが、私。“駒音の高さは日本一”といわれているんです。床嶋佳子さん演じる小春夫人もなかなか立派な指し方で、きちんと音が鳴っていて素晴らしかったですよ。

視聴者へのメッセージ

とても素晴らしい刑事ドラマで、猫ちゃんも将棋も登場するし……ハッキリ言ってとても楽しかったです。
セリフに心を込めて話しているつもりなので、みなさまにそのように受け止めてもらえれば望外の喜びです。私の人生観は、何事も楽しく、面白く、そして深く。将棋も然りですが、このドラマもきめの細かい脚本と演出が展開しますので、楽しいし面白いし深い! ぜひ、みなさん楽しみにご覧いただきたいと思います。

内藤剛志 コメント

加藤一二三の印象

加藤一二三さんはご本人のキャラクターも素晴らしく、まるで天使のような方。元サッカー女子日本代表の澤穂希さんに続いて、加藤さんという“日本のヒーロー”が現場にいらしてくださり、ドラマを大いに盛り上げてくださいました……もう、最高でしたね!
お芝居はあまりご経験がないと思いますが、加藤さんは監督の説明の意味を即座に理解され、僕らが日常的にやっている作業を当たり前にパッとやられるから素晴らしい。将棋だけがすごいのではなく、状況を観察し把握する力が突出されていて桁違いに明晰な方なんだなと改めて感じました。劇中で加藤九段が駒音を響かせるシーンがありますが、さすがは九段! 全然、音が違いました。

加藤とどんな話をしたか

撮影の合間に、「どれくらい先の手を読むのですか?」と聞いたら、「100手ですね」とおっしゃられたのですが、そのあと「ただし、自分に近い力の方だからわかるんですよ」と言われたんです。それを聞いてゾクッとしました。それまで、僕は単純に頭脳明晰だから100手先が読めると思っていたんです。それももちろん真実なのでしょうが、その言葉の真の意味は“実力が伯仲している相手と対戦するからこそ、いいものが生まれる”ということだと思うんです。そして、それはお芝居にも通じることだなと気づきました。“目からうろこ”とは、まさにこのこと! 道を究めた方はすべてが違うなと感じました。

(c)テレビ朝日

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