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寛平新喜劇に明石家さんま登場「終電までに帰したらええんやろ?」40分間笑わせる

ナタリー

左から村上ショージ、ジミー大西、明石家さんま、間寛平。

「間寛平 芸能生活50周年+1 記念ツアー『いくつになってもあまえんぼう』」が本日6月6日に東京・よみうりホールにて開幕。2回目の公演にサプライズゲストとして明石家さんまが出演した。

このツアーは間寛平が昨年、芸能生活50周年を迎えたことを記念して計画していたもの。新型コロナの影響で1年越しに実現し、東京を皮切りに宮城、高知、福岡、愛媛、愛知、富山、山口を巡って大阪・なんばグランド花月でフィナーレとなる。寛平によるオープニングアクトとゲストのネタパート、換気休憩を挟んで「ハザマうどん」を舞台にした寛平座長新喜劇の2部構成。さんまは新喜劇の中盤で登場し、村上ショージ、ジミー大西、そして寛平と40分にも及ぶ掛け合いを繰り広げて会場を大いに盛り上げた。

転換音と共にさんまとショージがステージに姿を現し、客席は驚きの混ざった歓声と大きな拍手で2人を歓迎。さんまは「自分の映画(=さんまがプロデュースする劇場アニメ「漁港の肉子ちゃん」)の宣伝で忙しい」と文句を垂れつつも、ショージのギャグにツッコミを入れながら自身もボケまくって立ち回る。早く帰りたい風を装う一方、「(観客を)終電までに帰したらええんやろ?」とサービス精神たっぷりに述べると会場からはまた大喝采が。ショージが「もう(公演が)終わっている時間ですよ!」と時計を指すのもスルーして、ジミーを操ったり、寛平に無茶ぶりしたりなど、これでもかというほど笑いを取ってステージを後にした。

終演後、囲み取材に応じた寛平は「アドリブばっかりで、時間通りに終わらないと!と大変でした。さんまちゃんが18時半に出てきて、19時10分までやっていた。あと10分やったらそれでも1つの新喜劇ですよ(笑)」とさんま登場パートを回想。予定の終演時間は過ぎてしまったが、「(さんまは)いつもあんなんです」とうれしそうで、「台本はあるんですけど、出てきたときから全部アドリブ。(自分は)急に振られてもおもろいボケができなくて、ずっと怒られっぱなし。ジミーやショージが怒られてるときはほっとしますね。休めるんで(笑)」と舞台上でさんまにダメ出しされてしまう場面を振り返った。

ツアーが1年越しにスタートし、「客席が半分なのは残念だけど、できたいうことが幸せ」としみじみ。この芸能生活は「ずーっと甘えてきた。みんなに助けてもらった」50年だといい、「ずっとうれしいです。ずっと楽しくやってます」と噛みしめる。「タイトルにもある通り、みんなに甘えて、みんなががんばってくれてここまでこれた。今日は覚えるセリフがいっぱいあったからちょっときつかった(笑)。でも誰かが覚えてるから大丈夫」と内場勝則、辻本茂雄、未知やすえ、池乃めだかといったキャストに感謝。「体力的には全然大丈夫。今日1回やってみて、みんなだいたいわかったから、(ツアー後半に向けて)もっとパワーアップすると思います。このままNGKまで突っ走っていければ」と意気込みを語った。

なお本日のネタパートには、かまいたち、千鳥、次長課長、中川家が出演。千鳥は寛平によるオープニングアクトに影響を受け、「チケットセンター」のネタを大幅に変えて大きな笑いを起こしていた。新喜劇でも寛平をはじめキャストはみなさんまに負けないアドリブ合戦を繰り広げ、寛平は「正しいセリフは3つくらいだった(笑)」と冗談を交えつつコメント。お決まりのギャグやフレーズも飛び交う賑やかな掛け合いを観客は最後まで楽しんでいた。

寛平によれば、千秋楽のNGK公演はネタパートなしの新喜劇1本。内容もそれまでとは異なる2時間半のステージを予定しているという。ツアーのスケジュールやチケット、グッズ情報はオフィシャルサイトで確認を。

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