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X JAPAN、HYDE、時雨、金爆、グリム、オーラルが激しく魅せたドリフェス初日

ナタリー

18/9/18(火) 18:00

X JAPAN (c)テレビ朝日ドリームフェスティバル2018(写真提供:ジャパンミュージックエージェンシー)

テレビ朝日主催のライブイベント「テレビ朝日ドリームフェスティバル2018」が9月15~17日に千葉・幕張メッセ国際展示場9~11ホールで開催された。

3日間で計18組のバラエティに富んだアーティストが登場した今年の「ドリームフェスティバル」。この記事ではX JAPAN、HYDE、ゴールデンボンバー、凛として時雨、GLIM SPANKY、THE ORAL CIGARETTESが出演した初日公演の様子をレポートする。

トップバッターを務めたTHE ORAL CIGARETTESは、山中拓也(Vo, G)が「しょっぱなから楽しめますか?」と叫んだのを合図に「容姿端麗な嘘」でライブの口火を切る。そしてメロディアスな「Flower」、リズム隊が繰り出す重いグルーヴに乗せて山中が煽るように歌う「カンタンナコト」など新旧のナンバーを次々にパフォーマンス。山中はMCで「ちょっと俺得すぎて、俺もそっち混ざりたい。俺の好きな人を選んでくれたんやな」と笑い、「X先輩とHYDE先輩は僕が音楽を始めるきっかけを作ってくれた存在です。そういう人たちと同じステージに立てることをうれしく思います」と述べ、普段以上に気迫のこもった歌声を聴かせていた。ラストを飾った「ReI」では、メンバーも山中に合わせてシンガロングし、力強く温かなメッセージを観客に伝えた。

続くGLIM SPANKYは、爆音のバンドサウンドをバックに松尾レミ(Vo, G)が吠えるように歌う「愚か者たち」でライブを開始。松尾の挨拶を経て2人が奏で出したのは、亀本寛貴(G)が流麗なソロで魅せるアップテンポな「怒りをくれよ」。貫禄に満ちたステージングに観客は引き込まれていく。MCで松尾は「いいですね、こういう広い会場は。音がガンガン鳴って気持ちいいです」と会場の雰囲気を楽しんでいることを口にし、亀本は「僕らも楽しみますし、楽しんでいってください」と呼びかけた。エネルギッシュな前半パートから一転して中盤以降は、グルーヴィな新曲「ハートが冷める前に」やミステリアスでダークな雰囲気の「闇に目を凝らせば」、スケール感のあるラブソング「All Of Us」などが続けてプレイされ、激しさだけではないバンドの一面をしっかりと観客に印象付けた。ラストでは骨太なロックチューン「アイスタンドアローン」を叩き込んでステージをあとにした。

「どうもー!ゴールデンボンバーです」という樽美酒研二(Doramu)のご機嫌な挨拶と共にステージに駆け込んできたゴールデンボンバーは、「僕クエスト」「欲望の歌」とテンションの高い曲を連投する。フロアが温まったところで始まったMCでは、喜矢武豊(Gita-)が「尊敬するX JAPANさんとステージに立てるのがうれしい!」と述べ、カレーが辛くて帰ったというYOSHIKI(Dr, Piano)の伝説的なエピソードを紹介しながら「ロックな魂を受け継いでいく」と宣言。樽美酒もYOSHIKIへのリスペクトを明かし、「彼のスケルトンのドラムに憧れてまして、僕なりのスケルトンのドラムを用意しました」と語った。意味深なMCに続いた「抱きしめてシュヴァルツ」では、VTRでシャワールームで火花を浴び熱がる喜矢武の映像が映し出され、ステージ上では樽美酒が裸に透明なビニールをまとい“スケルトンドラマー”に変身。喜矢武は子供用のオモチャ車に乗りライブを放棄し、樽美酒は歌広場淳(Be-su)に止められながら花道を歩き会場はカオスな状態に。鬼龍院翔(Vo-karu)は2人の暴走に「放送できない!」「喜矢武さん帰ってきて!」と叫び続けた。喜矢武がステージに戻らないまま「やさしくしてね」が始まるという珍事を挟みつつ、終盤では「タツオ…嫁を俺にくれ」「†ザ・V系っぽい曲†」「女々しくて」を畳みかけて観客を盛り上げていた。

暗転したままのステージで突如演奏を開始した凛として時雨は、まず「DIE meets HARD」を投下。続けて2012年に地上波テレビ初出演を果たした「ミュージックステーション スーパーライブ」でも演奏した「abnormalize」のほか、「JPOP Xfile」など疾走感のあるナンバーを披露していく。YOSHIKIのTシャツを着てX JAPAN愛を示していたピエール中野(Dr)の激しいドラムフィルと、TK(Vo, G)のフィードバックノイズに続いて、高速メタルチューン「nakano kill you」を奏でた3人。劇的な楽曲展開を見せる「missing ling」までMCなしのストイックなステージングで観客を圧倒した。

「ドリームフェスティバル」へのソロでの出演は今回が初めてとなったHYDE。彼は顔の半分をマスクで隠したいでたちで、新曲「FAKE DIVINE」を艶のある声で歌い上げ観客を惹き付ける。その後、彼はマスクを剥ぎ取ると「AFTER LIGHT」を花道を歩きながら絶唱。続く曲に入る前にHYDEは「知らない曲ばっかりで歌えないと思います。今から教えるから歌って!」と呼びかけ歌い方をレクチャーする。さらに新機軸を見せるダンサブルな新曲「ANOTHER MOMENT」を観客のコーラスを浴びながらパフォーマンスしたかと思えば、L'Arc-en-Cielの「HONEY」を新たなアレンジで披露。大ヒット曲でオーディエンスのハートに火を付け、間髪入れずにVAMPSの「AHEAD」と「RISE UP」をパフォーマンス。MCでは「X JAPANと一緒だよ? ヤバいよ。ちょっと練習しておこうかなと思って」とX JAPANとの競演に興奮を隠しきれない様子で、はしゃぎながらXジャンプを繰り出して観客の笑いを誘っていた。

初日のトリを飾ったX JAPANは1曲目に「Rusty Nail」を演奏。Toshl(Vo)が「会いたかったぜ!」と叫び、スクリーンに笑顔でドラムを叩くYOSHIKIの姿が映し出されると、フロアから大歓声が巻き起こった。ToshlとYOSHIKIの仲睦まじいやり取りを挟みつつ、バンドは名バラード「Forever Love」、HIDE(G)の姿がスクリーンに映し出され、Toshlのおなじみのシャウト「紅だー!」や、大合唱が響き渡った「紅」と代表曲を連発。その後、YOSHIKIは亡くなったHIDEとTAIJI(B)の夢でもあった海外進出をこれからも続けていくことを話してからファンへの感謝を涙ながらに伝え、メンバーと共に「ENDLESS RAIN」を捧げた。ラストの代表曲「X」では観客が一斉にXジャンプ。Toshlが「お前ら最高だ!」とオーディエンスを称え、会場の興奮がピークに高まったところでライブは終幕した。

なお3日間のイベントの模様は、2019年1月にテレ朝チャンネルにてオンエア予定。

「テレビ朝日ドリームフェスティバル2018」2018年9月15日 幕張メッセ国際展示場9~11ホール セットリスト

THE ORAL CIGARETTES

01. 容姿端麗な嘘
02. What you want
03. マナーモード
04. Flower
05. カンタンナコト
06. BLACK MEMORY
07. 狂乱 Hey Kids!!
08. ReI

GLIM SPANKY

01. 愚か者たち
02. 怒りをくれよ
03. ハートが冷める前に
04. 闇に目を凝らせば
05. All Of Us
06. 大人になったら
07. アイスタンドアローン

ゴールデンボンバー

01. 僕クエスト
02. 欲望の歌
03. 抱きしめてシュヴァルツ
04. やさしくしてね
05. タツオ…嫁を俺にくれ
06. †ザ・V系っぽい曲†
07. 女々しくて

凛として時雨

01. DIE meets HARD
02. abnormalize
03. JPOP Xfile
04. DISCO FLIGHT
05. Who What Who What
06. I was music
07. nakano kill you
08. Missing ling

HYDE

01. FAKE DIVINE
02. AFTER LIGHT
03. ANOTHER MOMENT
04. HONEY
05. AHEAD
06. RISE UP
07. KISS OF DEATH
08. MIDNIGHT CELEBRATION II

X JAPAN

01. Rusty Nail
02. HERO
03. Forever Love
04. 紅(KURENAI)
05. ENDLESS RAIN
06. Kiss the Sky
07. Born to be free
08. X

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