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[Alexandros]、SixTONES、渋谷すばる……多様なバンドサウンドを体感 新譜5作からピックアップ

リアルサウンド

20/11/10(火) 12:00

 映画『ドクター・デスの遺産ーBLACK FILEー』主題歌としても話題の[Alexandros]の新曲「Beast」から、ミクスチャーロックの手法を取り入れたSixTONESの3rdシングル「NEW ERA」まで。多様なバンドサウンドを体感できる新作を紹介します!

 『あまりにも素敵な夜だから』(2019年10月)以来、約1年ぶりとなる [Alexandros]のニューシングル『Beast』。表題曲は、鋭利かつキャッチーなギターリフから始まる。ギター、ベース、ドラム、ボーカルのフレーズが有機的に絡み合いながら、圧倒的な開放感をたたえたサビへ突入するこの曲は、独創的なアンサンブルを追求してきた[Alexandros]の最新モードを端的に示していると言えるだろう。カップリングの「Vague」は繊細な緊張感を感じさせるギター、ピアノの旋律、ドラムンベース的なビートとともに、ファルセットを交えた美しいメロディが響くナンバー。どちらの曲にも編曲、サウンドプロデューサーとしてTakashi Sazeが参加。立体的なサウンドメイクにも注目してほしい。

[Alexandros] – Beast (Teaser)

 The Birthdayの初の両A面シングル『ヒマワリ / オルゴール』は、コロナ禍により、バンドの生命線とも言えるライブができなくなった2020年を色濃く映し出す作品となった。〈ヒマワリがさぁ 折れちゃってさぁ〉と歌い出す「ヒマワリ」では、何もなく過ぎ去ってしまった夏に思いを馳せたロックンロール。歪んだ音色のギターリフ、憂いと悲しさを背負ったボーカルに心を揺さぶられる。〈止まったオルゴールと静寂の中で/新しいメロディーが生まれたんだ〉というラインを持つ「オルゴール」は、チバユウスケ流のロマンティシズムを描き出すナンバー。時間の経過とともに疾走感とダイナミズムを増していき、聴く者を希望のビジョンへと誘う。さらに削ぎ落されたバンドサウンドも強烈。

The Birthday 「オルゴール」MUSIC VIDEO

 結成15周年、デビュー10周年を迎えたSPYAIRのニューシングル『One Day』(TVアニメ『ハイキュー!! TO THE TOP』の第2クールエンディングテーマ)は、ほとんどの楽曲の作詞を手がけてきたMOMIKEN(Ba)が初めて作曲したナンバー。〈どこまでだって行ける 僕らは〉という歌詞とリンクし、気持ち良く前進するバンドサウンドが印象的なロックチューンだ。超キャッチーなギターリフ、ドラマティックに盛り上がる歌メロなど、SPYAIRらしさとMOMIKENの個性が上手く混ざり合った楽曲に仕上がっている。“必ず夢は叶う”というシンプルなメッセージに強い説得力を与えるIKEのボーカルも素晴らしい。CDシングルにはSPYAIRが手がけた歴代の『ハイキュー!!』関連曲「アイム・ア・ビリーバー」(2015年2ndシーズンオープニングテーマ)、「イマジネーション」(2014 年1stシーズンオープニングテーマ)も収録。

SPYAIR 『One Day』Music Video(TVアニメ「ハイキュー!! TO THE TOP」第2クールエンディングテーマ)

 渋谷すばる自身が「色々と状況が変わっていく中で、今の自分の日常から生まれた楽曲を集めたアルバム」という言葉を寄せた2ndアルバム『NEED』。〈歌が必要だ 俺にはどうしても〉と訴えかける「Sing」、“必要なもの以外はいらない”というテーマを掘り下げた「Noise」、人と人との関りを大事にしたいという想いを綴った「今日はどんな一日だった」など、2020年の日々のなかから生まれた楽曲が並んでいる。レコーディングメンバーは前作『二歳』と同じく、塚本史朗(G/月に吠える。)、山本健太(Key)、なかむらしょーこ(Ba)、Shiho(Dr)。気の置けないミュージシャン仲間とともに、彼のルーツであるブルース、ロックンロール、フォークをさらに深く追求している。

渋谷すばる『Sing』 [Official Music Video]

 SixTONESの「NEW ERA」は、YOSHIKIプロデュースによる壮大なロックバラード「Imitation Rain」、エレクトロと生楽器を融合させたダンスチューン「NAVIGATOR」に続く3rdシングル曲。TVアニメ『半妖の夜叉姫』(読売テレビ・日本テレビ系)オープニングテーマに起用された「NEW ERA」は、ヘビィロック直系のギターや和楽器の箏を取り入れたアレンジ、攻撃的なラップを織り交ぜたボーカルがぶつかり合うアッパーチューン。90年代にはじまったミクスチャーロックの手法をさらに進化させ、2020年のロックサウンドを実現している。“NEW ERA”(新時代)に向かって突き進む意思をダイレクトに響かせる歌詞、圧倒的な勢いに溢れたメンバーの歌声も気持ちいい。通常盤のカップリング「Lemonade」は、エレクトロとレゲエを融合させたダンストラック。作品を重ねるごとに音楽性の幅は確実に広がっているようだ。

SixTONES – NEW ERA (Music Video) – [YouTube Ver.]

■森朋之
音楽ライター。J-POPを中心に幅広いジャンルでインタビュー、執筆を行っている。主な寄稿先に『Real Sound』『音楽ナタリー』『オリコン』『Mikiki』など。

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