ライブのオープニングムービーでは今回の公演が「破壊と再生の物語」であることが告げられ、リビルドされた「BABYMETAL DEATH」とともに、アリーナ一面に広がり紅く染まった雲海から、魔法陣の紋章に磔にされたメンバーが登場。炎も吹き上がり、衝撃的な儀式とともに幕を開けた。続いて『NHK紅白歌合戦』初出場での歌唱が印象に新しい「イジメ、ダメ、ゼッタイ」が披露され、早くもダメジャンプで会場がひとつとなった。360度ステージならではの演出で、変幻自在のフォーメーションで披露された代表曲「ギミチョコ!!」の後は、デビュー曲「ド・キ・ド・キ☆モーニング」。初期の楽曲を今もなお新鮮な輝きを放ちながら披露するBABYMETALに会場から拍手が沸き起こった。続いては、MOAMETALに加えてキッズダンサーが参加し、三三七拍子の手拍子で会場が一体となり、躍動感にあふれ進化した「GJ!」を披露。その後、雲海が広がったステージ中央にストリングスとピアノの美しい響きとともにSU-METALが現れ、「NO RAIN, NO RAINBOW」を凛とした佇まいと真っ直ぐな歌声で歌い、さらにパフォーマンスに輪をかけるピアノの演出も加わり、会場を感動の渦に巻き込んだ。
ライブは中盤戦に突入すると、燃え盛る炎で紅い世界に染まった「Distortion (feat. Alissa White-Gluz)」、一気に灼熱の空気感に包まれた「PA PA YA!! (feat. F.HERO)」を立て続けに披露。耳慣れたSEとともに始まった「メギツネ」では、途中SU-METALの合図で客席に“ウェーブ・ヘドバン”が起こり、すり鉢状の会場が大きな波を打った。武道館ならではの演出によるパフォーマンスが披露される中、モノクロのDYSTOPIAの世界から黄金に輝く光の世界へと力強く進むBABYMETALを表現するかのような「KARATE」が続いた。
METAL RESISTANCEの終幕へ向けてカウントダウンが始まったことがストーリームービーで伝えられると、狼煙の合図と共にBABYMETALの10年間のMETAL RESISTANCEを象徴するかのように「Road of Resistance」がスタート。途中、コールアンドレスポンスのシーンでは、声を出すことのできない観客の代わりに過去のライブから再現された歓声音とメンバーの声がひとつとなり、これまでの軌跡を称えるかのように武道館全体に響き渡った。
1. BABYMETAL DEATH
2. イジメ、ダメ、ゼッタイ
3. ギミチョコ!!
4. ド・キ・ド・キ☆モーニング
5. GJ!
6. NO RAIN, NO RAINBOW
7. Distortion (feat. Alissa White-Gluz)
8. PA PA YA!! (feat. F.HERO)
9. メギツネ
10. KARATE
11. ヘドバンギャー!!
12. THE ONE
13. Road of Resistance