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“愛されMC”中居正広、音楽番組に起用され続ける理由 相手に届けることへの意識とこだわり

リアルサウンド

19/8/22(木) 6:00

 いつもの『UTAGE!』メンバーが帰ってくる!

(関連:中居正広、出川哲朗との“充電旅”が実現するまで 二人の関係性を改めておさらい

 8月22日にTBS系音楽特番『「UTAGE!」令和の夏!挑戦の夏!3時間SP』が放送される。番組MCを務めるのは中居正広、MCアシスタントには渡辺麻友が出演。今回は「アーティストに歌って欲しい曲」などを募集したところ3万件超のリクエストが寄せられたという。

 MCを務める中居は、7月13日に放送された生放送の音楽番組『音楽の日』(TBS系)でも9年連続で総合司会に抜擢された。そこで本稿では中居が音楽番組のMCとして起用され続ける理由を探ってみたい。

■絡まれすぎな“愛されMC”
 安住紳一郎と共に総合司会を務めた『音楽の日』では、ワイプにうつるたびに手を叩き、口ずさむ中居の姿があった。特にジャニーズ事務所の後輩たちが登場すると、パフォーマンス中とはいえ積極的にアドリブをきかせて中居に絡んでいた。こうした流れは恒例になりつつあり、視聴者もどこかでそれを期待する人も多いのではないか。

 嵐の大野智とは、『うたばん』(TBS系)で恒例だった“下克上コント”を披露。SNSでも話題を集めた。KAT-TUNも中居と安住に絡み、中居はタジタジだったものの、スイッチさえ入ればいまにもメンバーに混じって歌い踊りそうな雰囲気さえ感じた。

 ここまで出演者に絡まれるMCもそうはいないだろう。日ごろから積み重ねてきた関係性が、生放送のアドリブで表れたのではないか。絡まれすぎるくらいが観ている方もハラハラして楽しい。

■自称「音楽をかじっていた人」
 今年3月、ラジオ番組『中居正広 ON & ON AIR』(ニッポン放送)で、安室奈美恵のアルバムを聴いた感想を語った中居。久しぶりにCDを購入して車の中で聴いたという。

 「昔、音楽かじってたことがありまして……」と前置きし、「Hero」について、ちょっぴり危うい様相でサビのメロディをなぞり、「あれ、俺これ一回も頭から聴いたことないやと思って、ド頭から聴いてみて……」と繰り返し聴いたのだそう。

 「一曲の構成が……あのサビだけ聴くとイントロとかAメロ、Bメロってすごくポップな感じの曲に仕上がってるのかなと思ったら、スローのサビから入ってたのね。スローのAメロみたいなのがあって、また場面変わってちょっとサビやるんだけど、また普通のポップなAメロがあって……なんだこの曲の構成!って」と構成に引き込まれた中居。「よくある大サビの部分をゆっくりした(曲)……それにしてもスピードが遅すぎるから。これどんな感覚で作ってるのかな……」と分析をはじめたところで、「ヤバい!」と心境に変化が生じた。

 「もの凄い固結びをして閉まっておいたエンターテインメントのスイッチみたいのが……ヤバイヤバイ、緩くなっちゃう緩くなっちゃうみたいな(笑)。固結びしてギンギンに結んで、もう、俺の奥の方に閉まって、その扉も鍵を何重にもしてたのに、ガチャガチャガチャガチャって動いちゃってる感じ」と心を揺さぶられたと話していた。

 はじめは「カッコいいな」というアルバム全体の印象から、楽曲構成の細かな分析をした中居。琴線に触れた一曲を聞くにしてもこの感じ。恐らくラジオで語った以上に、深い分析をしていただろう。

 さらに、女性の失恋ソングは聴かない、聴けないと続けた。これまでの恋愛で、特に自分が振った女性の当時の心境に思いを馳せ、重なってしまうからだという。

 まず、自分の立ち位置をはっきりさせたところから、作品に触れていることがわかるコメント。失恋ソングのエピソードも、感受性が豊かであるゆえのことだろう。歌い踊り、作詞作曲を手掛け、想いを歌にのせて届けてきた経験者ならではの言葉だった。

 加えて、これまでコンサートの演出や後輩のプロデュースなどを手掛けてきた経験を持つ。伝える側でありプロデューサー視点を持つ彼だからこそ、トークから歌へと繋げる言葉一つにもこだわる。ただ発信するのではなく、相手に届けることへの意識を忘れない。

 『UTAGE!』の番組HPには「歌の宴」「音楽エンターテイメントショー」とコンセプトとなるキーワードが並ぶ。歌のパフォーマンスはもちろん、歌い手のキャラやバックグラウンドを理解した上で聴くと、一味違った魅力になる。磨きあげた技術に楽器演奏、コラボレーション……様々な角度から音楽の魅力に触れられる『UTAGE!』。収録では、前川清から歌を勧められたと報じられたが、中居は「リクエストになかったんです」とかわしたという(参考:ORICON MUSIC)。各アーティストのパフォーマンスはもちろんだが、中居のMCぶりも楽しみである。(柚月裕実)

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