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K-POPブームが収束しても何故か動員増 東方神起の人気が衰えないワケ

リアルサウンド

13/8/20(火) 19:20

 東方神起が8月17、18日の2日間にわたり、日本最大の観客収容能力を誇る神奈川・日産スタジアムで初の単独ライブ「東方神起 LIVE TOUR 2013~TIME~ FINAL in NISSAN STADIUM」を開催、14万人以上を動員した。日産スタジアムで単独公演を行った海外アーティストは東方神起が初めて(イベント等では過去例もある)。同スタジアムで過去にライブを行った国内アーティストは、SMAPやEXILE、AKB48など、いずれも国内屈指のビッグネームであることからも、東方神起の人気の高さがうかがい知れる。
 
 しかし、東方神起といえば数多くのトラブルに見舞われてきたグループだ。2009年には、メンバーと所属事務所のSMエンターテインメントとの関係性が悪化し、ジェジュン、ユチョン、ジュンスの三人が離籍して別グループ「JYJ」を結成。2011年からはユンホとチャンミンの二人で活動を続けている東方神起だが、その人気はまるで衰える様子はなく、動員数は確実に増えている。いったいなぜ、東方神起は支持されるのだろうか? K-POPに詳しい韓流エンタメ誌の編集者に取材した。

「今回の報道を見ると、いかにも”海外アーティストが日本公演で成功を収めた”という風に思えますが、実はそうではありません。東方神起はもともと、K-POPブーム以前から日本をメインに活動してきたグループで、EXILEなどに近いプロモーションを展開してきました。言わば”J-POP”として王道的な売り方をしてきたんです。ジャニーズよりも本格的なハーモニーができて、ダンスも上手くて、アイドル的な要素もあるグループとして、K-POPの色が付く前から活躍してきたんですね。

 また、K-POPブームとは一歩距離を取ったスタンスを取り続けてきたのも効果的でした。私が作っていた韓流エンタメ誌などでは取材を断られるほどで、”韓流のアイドルグループ”というイメージが付かないよう、徹底してブランドイメージを固めていました。しかし、どういうわけか彼らは、K-POPファンからもちゃんと人気がありました。K-POPファンからすれば、東方神起はK-POPなのでしょう。

 09年には件の裁判沙汰で今後の活動が危ぶまれましたが、分離したJYJは結局、日本でも韓国でもグループ活動ができなくなってしまいましたから、結果としてファンは東方神起の二人に戻ってきました。つまり、東方神起はK-POPよりも圧倒的に国内マーケットの大きいJ-POPで勝負しているうえ、ブームの影響でK-POPファンまで取り込んでいて、しかも息の長い実力派のグループなんです。SMAPやEXILEと同クラスの人気があるのかはわかりませんが、他のK-POPアーティストよりも熱心な日本人ファンがたくさんいることは間違いないでしょう」

 K-POPブームも落ち着いたかのように思える昨今、海外アーティストが日本で継続的な人気を保ち続けるには、東方神起のようなJ-POP市場を前提とした戦略も有効なのかもしれない。
(文=マツタヒロノリ)

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