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劇団四季、創立記念日7月14日より各地で公演を再開

ぴあ

20/7/14(火) 7:00

ミュージカル『マンマ・ミーア! 』より 撮影:樋口隆宏

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、全国各地のすべての公演を中止していた劇団四季が、7月14日から、感染防止対策を徹底した上で、順次公演を再開する。

7月14日は、今年67周年を迎える劇団の創立記念日であり、本来なら、首都圏の新たな拠点となるJR東日本四季劇場が、東京・竹芝に開場するはずの日でもあった。

その特別な日に、全公演に先がけてまず再開するのは、東京・大井町の四季劇場[夏]で公演中だった、ディズニーのミュージカル『ライオンキング』東京公演だ。2月27日に中止を余儀なくされて以来、4ヶ月半ぶりの上演となる。1998年の日本初演開幕から21年、通算総公演回数は1万2,000回を優に超え、観客動員数も約1,250万人を数える、この劇団四季のみならず、日本を代表するミュージカルが真っ先に公演を再開するのは頷ける。

同じく7月14日、横浜のKAAT神奈川芸術劇場で幕を開けるのは、ABBAのヒットナンバーで綴られたミュージカル『マンマ・ミーア!』。3月28日の開幕予定から、3ヶ月半遅れでやっと初日を迎えることになった。この日程変更に伴い、当初発表されていた8月10日の千秋楽を2週間延長し、8月23日まで上演される。

翌7月15日には、東京・汐留の電通四季劇場[海]で『アラジン』東京公演が、大井町のキャッツ・シアターで『キャッツ』東京公演が再開する。

『アラジン』は、ディズニーの同名アニメ映画を基にした作品で、2015年に日本初演が開幕して以来5年間、常に何ヶ月も先までチケットが完売するほどの高い人気を誇っているミュージカルだ。『キャッツ』は、1983年、東京・西新宿に建てられた仮設専用劇場キャッツ・シアターで初演され、日本演劇史上初となる1年間のロングランを達成。それ以後、全国9都市で上演を重ね、劇団を長く支えてきた、四季にとっては大切なレパートリーのひとつと言える。

首都圏以外では、同じく15日、名古屋四季劇場で『ライオンキング』名古屋公演も再開に漕ぎつけた。新型コロナの影響で開幕が危ぶまれる中、予定通り3月26日に、14年ぶりとなる名古屋での公演が初日を迎えたものの、直後に中止となっていた公演で、名古屋の四季ファンには嬉しいニュースだろう。

15日には、大阪四季劇場でも、ディズニーの『リトルマーメイド』大阪公演が再び幕を開ける。関西では初となる公演が開幕したのは2018年10月。以来、連日観客が詰めかける盛況が続き、再開が待たれていた公演だ。

文:原田順子

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