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ぴあ

いま、最高の一本に出会える

山中さわお(Vo, G)(撮影:岩佐篤樹)

the pillowsツアー完走で感謝「俺たちの音楽に意味があったと感じることができたよ」

ナタリー

19/3/23(土) 18:00

the pillowsが昨年11月にスタートした全27公演のツアー「REBROADCAST TOUR」のファイナルを、3月17日に東京・Zepp Tokyoで開催した。

ライブは昨年9月発売の最新アルバム「REBROADCAST」の表題曲でスタート。彼らはさらに「I think I can」「Freebee Honey」と続け、会場を一気にヒートアップさせた。このツアー中の12月に50歳の誕生日を迎えた山中さわお(Vo, G)は、観客に向けて「お金を払っておじさんたちに会いに来る人間ども! 俺たちはついに全員50代になってしまいました!」と自嘲気味に挨拶。しかし山中のステージングや歌声は若々しさをまったく失っておらず、真鍋吉明(G)、佐藤シンイチロウ(Dr)、サポートメンバーの有江嘉典(B)と共にグルーヴィな演奏を繰り広げた。

彼らはこの日、アルバム「REBROADCAST」の全収録曲や、劇場版アニメ「フリクリ」2作品に書き下ろされた「Spiky Seeds」「Star overhead」などを披露。またthe pillows結成30周年を記念した2019年夏公開の劇場映画のタイトルにもなる「王様になれ」も演奏された。「MARCH OF THE GOD」ではミラーボールのキラキラした光が会場を包み、「プライベート・キングダム」では山中が激しくシャウト。ライブ本編の最後はアルバム「REBROADCAST」のラストナンバーでもある「Before going to bed」が披露され、ギターを置いた山中がハンドマイクでステージ上を練り歩きながら、これまで出会ってきた人々への感謝を英語詞で歌った。

アンコールを始めるにあたって山中は「今日はライブがすべて終了したら映画のライブシーンの撮影に突入するので、興味ある奴は残ってくれよ!」と呼びかけた。「Bye Bye Me」「Star overhead」を演奏し終えたのち、山中は「『REBROADCAST』は、リアクションという意味ではとても強いアルバムだった。みんなが望む『the pillowsはこういうサウンドをやってほしい』『山中さわおにはこういう歌詞を歌ってほしい』と一致したアルバムだったのかなと思った」と総括。しかし続けて「『次もそういうアルバムを作ったらみんなが喜ぶだろう』なんてこと、俺がやるわけないだろう! できる限り君たちのことは考えず、俺は自分勝手にやっていくよ」と宣言した。そして山中は「今年、アニバーサリーだから言っておこう。俺たちの音楽に意味があったと感じることができたよ。ありがとう!」と挨拶し、ステージをあとにした。

その後も拍手はやまず、ダブルアンコールが行われることが決定。三たびステージに現れた山中は「1989年、札幌の真鍋くんのアパートでthe pillowsは誕生した。その頃に流行っていた音楽やファッションは今はもう流行ってない。というか、今何が流行ってるのか俺はわからん。ただthe pillowsが今流行りの音楽ではないことはわかっている。でも君たちはそれが好きなんだろ?」と観客に問いかけると「新しいも古いもない世界、それがロックンロールだ!」とシャウトして、持てる力を振り絞り「Locomotion, more! more!」を熱唱した。

the pillows「REBROADCAST TOUR」2019年3月17日 Zepp Tokyo セットリスト

01. REBROADCAST
02. I think I can
03. Freebee Honey
04. Spiky Seeds
05. Binary Star
06. Skim Heaven
07. 王様になれ
08. ニンゲンドモ
09. ぼくのともだち
10. 箱庭のアクト
11. Starry fandango
12. 眩しい闇のメロディー
13. MARCH OF THE GOD
14. WALKIN' ON THE SPIRAL
15. プライベート・キングダム
16. About A Rock'n'Roll Band
17. BOON BOON ROCK
18. No Surrender
19. Before going to bed
<アンコール>
20. Bye Bye Me
21. Star overhead
<ダブルアンコール>
22. Locomotion, more! more!

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