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窪田正孝、次回朝ドラ『エール』の“一体感”をアピール 父役・唐沢寿明からは「NHKの看板」の声

リアルサウンド

19/12/18(水) 17:00

 2020年3月30日より放送を開始する連続テレビ小説『エール』(NHK総合)のスタジオ取材会がNHK放送センターで行われ、主演を務める窪田正孝、唐沢寿明、菊池桃子、佐久本宝、制作統括の土屋勝裕が登壇した。

参考:“週5日放送”がもたらす朝ドラの変化 脚本家にとってはプラスの側面の方が大きい?

 NHK連続テレビ小説102作目となる本作は、昭和という激動の時代に、人々の心に寄り添う曲の数々を生み出した作曲家・古山裕一(窪田正孝)とその妻・関内音(二階堂ふみ)の物語。2人は福島、そして愛知に生まれ、遠い距離を乗り越えて愛を育んでいく。

 『エール』は、9月17日に関東近郊のスタジオでクランクイン。福島ロケを経て、現在NHK放送センターにある105スタジオで撮影中。会見が行われたスタジオには、裕一の実家であり父・三郎(唐沢寿明)が四代目店主を務める老舗呉服屋「喜多一」のセットが広がっていた。制作統括の土屋はセットについて、「福島の雰囲気を残したような呉服屋」を意識したことを明かし、オンエアでは第6週まで福島でのふるさと編が描かれ、第7週からは東京での暮らしがスタート、その後も福島での物語は描かれることを話した。

 撮影が始まって3カ月。窪田は現場の雰囲気を「とにかく明るい現場なので、たまにセリフが飛ぶことがあるんですけど、それもみんなでカバーしているような、そんな現場でございます!」と笑みを浮かべ伝える。「父親の三郎をやらせていただいております、唐沢門左衛門でございます」と恒例のジョークで会場をどっと湧かせる唐沢。裕一の母・まさ役を演じる菊池は「喜多一は裕一のふるさとであり、心が休まる場所。視聴者のみなさんの心にも喜多一の温かさを届けられたら」と優しい口調で述べた。

 唐沢、菊池から“エール”を受けマイクを握った弟・浩二役の佐久本は、会見前に泣くシーンの収録があったらしく、窪田には肩を抱かれ、唐沢には冗談交じりに励まされ、菊池からは予防注射が終わった後の母親のように声をかけられたとキャスト陣の温かな関係性を話していた。

 実際に福島で撮影されたシーンについては、「お兄ちゃんがハーモニカを吹いてる時があったんですけど、すごい綺麗でした」と佐久本が振り返る。それに、窪田は「雨の中で撮影したハーモニカのシーンは、エキストラで参加した福島の方々の協力があって、成し遂げることができました。1曲終わるごとに福島のみなさんが拍手のエールで背中を押してくださって、温かく、力強いシーンになったかなと思います」と期待を寄せた。今年10月に日本を襲った台風19号の被害は撮影地の福島にも大きな被害をもたらした。唐沢は「台風が来ていて大変だったんだけどね、地元の方々が集まってくださいまして。一般の方が撮影に参加するとお芝居じゃない、雰囲気がすごいいいんですよ。それがすごい印象的だったね」と福島ロケで生まれた一体感を伝えていた。

 窪田は、過去に『ゲゲゲの女房』(2010年)、『花子とアン』(2014年)と朝ドラに出演しており、今回初の主演を務める。妻役を演じる二階堂との共演については、「僕はこの作品の顔は(二階堂)ふみちゃんだと思っている。彼女のいろんな顔、表情、感情はこの作品でしか出せないものです。一緒にセリフの交わしだったり、表情の見つめ合いの中で、彼女がよくなっていくことを願っています。作品的には裕一がいて、その背中を押してくれるんですけど、いつも横並びで前に一歩ずつ進んでいくというのがいいところだと思うので、僕はあまり気負わず、ふみちゃんが伸び伸びとできる環境を作ることだけです」と語った。

 窪田と唐沢はドラマ『THE LAST COP』(日本テレビ系/2015年)をはじめ、多くの作品で共演している。今回朝ドラの主演を務めることに唐沢は、「やっとNHKの看板を背負うことになって嬉しいと思います。今回、この仕事をOKしたのには、窪田くんが主演だったということもあります。窪田くんはこれを機にもっと主演をやっていかないといけない年代でもありますから、今後も応援していきたいですね」とエールを送った。(渡辺彰浩)

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