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杉咲花が朝ドラで女優の道ひた走るコメディエンヌ役、オファー理由は“突出した演技力”

ナタリー

19/10/30(水) 20:13

杉咲花

2020年度後期のNHK連続テレビ小説「おちょやん」の制作発表会見が、本日10月30日に東京・NHK放送センターで行われ、主演を務める杉咲花、脚本を担当する八津弘幸、制作統括の櫻井壮一が出席した。

NHK連続テレビ小説103作目となる「おちょやん」は、松竹新喜劇などに参加した女優・浪花千栄子を主人公のモデルにしたドラマ。本作では杉咲演じる竹井千代が、大正から昭和の戦後までの大阪で芸の道をひた走っていく姿が描かれる。脚本はドラマ「半沢直樹」「陸王」で知られる八津が担当し、演出には梛川善郎、盆子原誠らが名を連ねた。なおタイトル「おちょやん」は、茶屋や料亭などで働く“小さい女中さん”を意味する大阪弁から取られている。

オファーの経緯について櫻井は「まずこの企画が決まった段階で、女優さんを演じるには演技力が非常に大事だなと。杉咲さんは演技力の突出した方ですし、お芝居にチャーミングさと力強さを兼ね備えた稀有な方だと思いまして、今回ぜひにとオファーしました」と説明。過去3度ほどヒロインのオーディションを受けたという杉咲は、オファーに対する心境を「やったあ!と思いました(笑)」と素直に表現。またオファーを聞いた際には「打ち合わせにいつもは現れない“偉い人”がやって来ました」と回想。「えっ、なんだろうと思ってたら『朝ドラが決まりました』と……。早く撮影がしたいです!」と喜びたっぷりに述べた。

「とと姉ちゃん」での朝ドラ出演を振り返った杉咲は「高畑充希さんとはもちろん比べものにはならないのですが、セリフの量が多くて苦戦することもありました。朝ドラは大変なものなんだなと思わされましたね」と述懐。続けて「ただそれ以上にやっぱり楽しさを感じていました。これだけ長い時間、共演者の方々やスタッフの皆さんとご一緒できる機会はないと思いますので、とにかく楽しい時間を過ごしたいです」と意気込みを語り、「パワーをお届けできるような作品にしたいです」と笑顔を見せる。

「プレッシャーでびくびくしながら書いています」と笑いながら話した八津は、「どうせやるなら爪痕を残したいなと思い、『全話で1日の話にしたらどうですか? 舞台は2050年の未来都市とかどうですか?』と話してみたものの、朝ドラの歴史の壁の前にもろくも打ち砕かれました」と驚きの候補案を明かした。「紆余曲折ありましたが、喜劇女優の一代記という王道の形になりました」「書き出してからは、王道だからこそ逆にいろいろチャレンジできることがあるなと思い始めています。朝ドラは会話シーンを楽しむものだと感じていますので、杉咲さんの明るいチャーミングな話し方をイメージして書いています」と話す。

「あまちゃん」「スカーレット」がお気に入りだという杉咲は、「朝ドラはとてもさわやかな気持ちにさせてくれるものだと日々感じていましたので、私もがんばりたいなと思っています」とコメント。大阪での撮影の楽しみについて尋ねられると「ごはんがすごく好きなので、いろんなおいしいものを食べながら元気に撮影していこうと。好きな名物は串かつです!」と明るく答えていた。

「おちょやん」はNHK総合、NHK BSプレミアムにて2020年秋に放送スタート。2020年4月にクランクイン予定だ。

NHK連続テレビ小説「おちょやん」

NHK総合、NHK BSプレミアム 2020年秋放送スタート

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