Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

ロマンティックな言葉の数々で女性がメロメロに? 『シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!』本編映像独占公開

ぴあ

20/11/10(火) 11:00

『シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!』 (c)LEGENDE FILMS – EZRA – GAUMONT - FRANCE 2 CINEMA – EZRA - NEXUS FACTORY - UMEDIA, ROSEMONDE FILMS - C2M PRODUCTIONS

19世紀の華やかなパリを舞台に、フランスの代表的戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』誕生秘話を映画化した『シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!』が、11月13日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国公開される。この度、本編映像の一部が公開された。

ベル・エポック時代を象徴する名高い戯曲のひとつ『シラノ・ド・ベルジュラック』は、当時どんな人たちの手で初演をむかえたのか?劇作家エドモン・ロスタンの手によって生み出され大成功を収めた悲恋の物語は、パリの人々を熱狂させ今もなお世界中で愛され続けている。この舞台劇が100年以上前にどのようにして誕生し、幕を開けたのか……。

この度公開されたのは、戯曲でも屈指の見せ場となるシーンを連想させる、“シラノ”ファンがニンマリしてしまうシーン。劇作家エドモンが親友になり替わり美女をメロメロにする、ロマンティックでありながらも笑える本編映像だ。

映像は、衣装係のジャンヌに恋するレオが、彼女に「無作法だから」とはねのけられるところから始まる。エドモンの指示で「ためらう言葉は夜のせいです。闇夜の中、言葉は彷徨い耳を探す」と、言葉の意味を理解していないレオが、ベランダがら見下ろすジャンヌに語りかける。「私の言葉はためらわない」と一蹴されるも「すぐ耳に届くと?それもそうだ。受け取るのはこの胸だから。わたしの胸は大きく、あなたの耳は小さい。あなたの言葉は下りるが、私のは上るため時間を要します」と、エドモンによるレオへの即興演出は続く。

「でも今では上るのもお上手ね」と気分を良くしたジャンヌに、思わずエドモンが「言葉が飛翔に慣れたようで」と直接語り掛けてしまう。しかし彼女が声の変化に気づいてないことを知ると、ここからエドモンが「私はただの影、あなたは光なのです」「あなたの眩さにめまいを覚えていた」「息もできないほど愛してる。胸が張り裂けそうだ」「あなたの名前が心の中で鈴を鳴らし、私を揺さぶる」と、これでもかとロマンティックな言葉を畳みかけるようにジャンヌに浴びせかける。

ここまで来るとすでにレオのことは頭にないようにも見えるエドモン。途中、「声まで違うようだわ」と指摘されるも「ええ違います。闇夜の帳に守られ私は恐れずに本心を明かすのです」と返し、彼女の心をさらにグッと掴む。

舞台の脚本は全く進まなかったエドモンが、これを機に一気に脚本を進めていくきっかけとなるシーン。このベランダと地上とのやり取りのシーンは、戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』でも屈指の名シーンとして知られている。ふたりだけの世界で盛り上がる中、最後に無作法な方法で割り込んでくるレオが笑いを誘う。

『シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!』
11月13日(金)より全国公開

新着エッセイ

新着クリエイター人生

水先案内

アプリで読む