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海外映画取材といえばこの人! 渡辺麻紀が見た聞いた! ハリウッド アノ人のホントの顔

ニコラス・ホルト

連載

第11回

『トールキン 旅のはじまり』

── 麻紀さんは英国男子がお好きなんですよね? だからというわけでもないんですが、今回はニコラス・ホルトでお願いしたいと思います。彼が主演した伝記映画『トールキン 旅のはじまり』が8月に公開されますよね。

渡辺 J・R・R・トールキンは『指輪物語』や『ホビットの冒険』の原作者。ピーター・ジャクソンが『ロード・オブ・ザ・リング』3部作や、『ホビットの冒険』3部作として実写映画化したことで、より知られるようになった英国のファンタジー作家です。今回の映画は、トールキンがそれらのファンタジーを書くに至った、それまでの人生を描いています。だから、彼の原作を読んでいたり映画を観ていると、より楽しめるようになっているみたいですね。

── ニコラス・ホルトは『アバウト・ア・ボーイ』(02)で知られるようになった子役出身の役者です。麻紀さんはこのときにインタビューしたんですよね?

渡辺 そうなんです。主演のヒュー・グラントと一緒に来日していて、映画のときより成長し、ハンサムになっていたので驚いたんです。撮影時はおそらく11歳くらいで、来日したときは12歳。成長期だったから、その1、2年ですっかり大きくなっていたんです。ただ、そうはいっても子供なので、ヒュー・グラントのシニカルなジョークを真似ちゃったりして、インタビュアーとしてはめんどくさいガキでしたよ(笑)。

グラントの演技はアドリブが多いというから、それに合わせるのは大変だった? なんて聞くと「ヒューのアドリブは、セリフを覚えてこなかったからさ!」とか「実は演技をしているのはヒューのそっくりさんで、実際の彼は何にもやってないんだから!」とか。

── 確かにめんどくさい!

渡辺 でしょ? ただ子供なので正直につい言い過ぎるところもあって、それはそれで結構面白い。たとえば、『ハリー・ポッター』のオーディションを受けたというので、完成した映画を観てどう思ったと聞いたら、「原作は面白いけど、映画はつまんなかった。あれならダンゼン、ピーター・ジャクソンの『ロード・オブ・ザ・リング』の方が面白い。大好きだよ」って。

“めんどくさいガキ”だった『アバウト・ア・ボーイ』の頃

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