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顔の半分を失った男と全てを失った男の友情物語 『天国でまた会おう』予告編&ビジュアル公開

リアルサウンド

18/12/18(火) 11:00

 2018年の第43回セザール賞にて13部門ノミネート5部門受賞を果たしたフランス映画『天国でまた会おう』の公開日が2019年3月1日に決定。あわせて日本版予告編とビジュアルが公開された。

参考:<a href=”http://www.realsound.jp/movie/2018/12/post-294796.html”>『天国でまた会おう』予告編</a>

 本作は、「このミステリーがすごい!」大賞、週刊文春ミステリーベスト10など、日本の名だたるブックランキングで7冠を達成した小説『その女アレックス』の著者ピエール・ルメートルの意欲的な異色作として高く評価され、フランス文学界で最も権威のあるゴンクール賞を受賞した原作を、ルメートル自身初の映画脚本によって実写化したもの。俳優として活躍し、本作でも主演の1人を務めるアルベール・デュポンテルが監督を務めた。

 戦場で死にかけ、その後深い友情で結ばれていく年の離れた2人を演じるのは、『BPM ビート・パー・ミニット』にも出演したナウエル・ペレーズ・ビスカヤートとデュポンテル。画才に恵まれながら戦争で顔に重傷を負った御曹司のエドゥアールと、戦争で職も恋人も失った小心者のアルベールをそれぞれ演じる。2人の宿敵でもある上官のプラデル中尉役を『エル ELLE』のロラン・ラフィット、エドゥアールの画家になりたいという夢を認めない頑固な父親マルセル役を『真夜中のピアニスト』のニエル・アレストリュプが務めた。

 公開されたビジュアルでは、自分で作った見事な仮面を着けて何かを伝えようとするエドゥアールに、笑顔で応えるアルベールの姿が写し出されている。

 公開された予告編は、顔に重傷を負い仮面で隠すエドゥアールと、その仮面の美しさに目を奪われるアルベールの場面で幕を開ける。「どんな姿でも息子が帰ればお父さんは喜ぶさ」と慰めるアルベールに対して、エドゥアールは「クソ食らえ」と反発。アルベールは彼の言葉にできない苦しい胸の内を知り、世間から身を隠すように2人で暮らし始める。画家を夢見ていたエドゥアールは傷を隠すための仮面を作りはじめ、その想いを“通訳”する少女も加わる。そんな中、エドゥアールは、目にした新聞記事をきっかけにとある詐欺計画を思いつく。最初は猛反対するアルベールだったが、ろくな仕事にもありつけない現実に直面し計画への参加を決意する。

 ヴェートーベンの「交響曲第9番ニ短調」が全面的に使われる中、豪華絢爛な仮面舞踏会、形や表情が目まぐるしく変わっていくエドゥアールの仮面の数々、宿敵でもあるかつての上官プラデルに銃口を突き付けるアルベール、何者かによる大金がらみの巨大な陰謀、罪状を次々読み上げていく少女、エドゥアールに迫る父マルセルの“追っ手”など、様々な場面が映し出されている。  (リアルサウンド編集部)

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