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松竹第一主義 松竹映画の100年

20/8/9(日)

『ブロウアップ ヒデキ』(8/16、21) 国立映画アーカイブ 「松竹第一主義 松竹映画の100年」(7/7〜9/6)で上映。 これは1975年、人気絶頂の西城秀樹が全国15か所で行ったサマーコンサートのもようを追ったライブ映画である。「5台のカメラ、40本のレンズで95日にわたって10万フィートのフィルムを回した」というのが当時の売り文句だが、10月10日から島田陽子主演のミステリー『夜霧の訪問者』の添え物ふうに公開され、さしたる評判にもならなかった。それが彼の逝去によって、忘れられていた貴重なライブ映画としてにわかに脚光を浴びることとなった。意外なのは、構成を手がけたのが松竹の田中康義監督だったこと。小津安二郎『早春』などの助監督につき、後にドキュメンタリー映画『小津と語る』を監督、最晩年は小津の記憶を綴った著作『豆腐屋はオカラもつくる 映画監督小津安二郎のこと』を出版した田中監督はどんな気分でヒデキのライブ映画を撮っていたのだろうか。

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