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大林宣彦 映画は風化しないジャーナリズム

コマーシャルはスポンサー付きの個人映画

ぴあ

隔日連載

第4回

18/7/5(木)

 「フィルム・アンデパンダン」で上映された作品は何十秒単位のものがあり、時間的には同じ秒数ということでコマーシャルのプロデューサーたちも観客として参加していました。まだ日本に横文字文化のない時代ですから、コマーシャルは”広告”で、広告がアートになることは信じられなかったし、広告はあくまでもものを売るための手段でしかありませんでした。日本はまだ貧乏でしたから宣伝にお金をつかうことは考えられなかった時代です。そのころ、コマーシャルの時間は、まだ”トイレット・タイム”と呼ばれていて、アートでも何でもなかった。監督、ディレクターを据えようという発想は、まずコマーシャルを洗練させて鑑賞できるものにしようという考えだから、内容は監督の才気にすべてが任されたんです。

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