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横尾忠則&横尾美美、初の親子大規模競作「東京⼤壁画」完成披露発表会開催

ぴあ

「東京⼤壁画」完成披露発表会

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株式会社ドリルが企画制作を⼿がける「東京⼤壁画」の完成披露発表会が7月17日、東京駅丸の内駅前広場にて開催された。

「東京⼤壁画」は東京都と公益財団法⼈東京都歴史⽂化財団アーツカウンシル東京が主催する“Tokyo Tokyo FESTIVALスペシャル13”のシークレット企画として最後に発表されたプログラムであり、2021年7⽉17⽇(⼟)〜9⽉5⽇(⽇)の50⽇間、東京の中⼼地で、アートの街としても知られる丸の内に世界最⼤級、総⾯積7,752㎡の巨⼤壁画アート2作品を展⽰するもの。1964年東京オリンピックのデザインチームとしても活躍し、⻑きにわたって⽇本の美術界を牽引してきた横尾忠則と、ご息⼥であり画家として活躍中の横尾美美による初の親⼦⼤規模競作となる作品のコンセプトは「宇宙 COSMO POWER」。丸の内ビルディングの壁⾯(総⾯積3,371㎡)には“⽕(ignis)”をテーマとした横尾美美さんの作品を、新丸の内ビルディングの壁⾯(総⾯積4,381㎡)には“⽔(aqua)”をテーマとした横尾忠則さんの作品を展⽰する。

完成披露発表会には東京都知事・⼩池百合⼦や、企画制作を手がけた株式会社ドリルのCCO/エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクターの細川直哉が参加したほか、アーティストの2人より、作品の完成に寄せたコメントが発表された。コメントは以下の通り。

<コメント>
・横尾忠則
「僕の作品は世界中から1万6,000枚以上集めた滝のポストカードをもとに制作したもので、
1枚のポストカードをかなりの大きさに拡大して展示している。
都市化が進み、風景が人工的になっていく中で、こういう形で自然を展示することで、改めて自然というものを認識してもらえれば。
本日は晴天で光が強いが、作品は時間帯を変えることで様々な表情を楽しんでいただけると思うので、ぜひ足を運んでいただければと思う。
今回の制作は親子の競作になった。普段、親子同士で会話を交わすというのはあまりないのだが、
こういう場所で作品を通して会話をできたというのも僕にとっては新しい経験だった。」

・横尾美美
「親子での競作といいながら、実は一度も一緒に話し合いをしたりせず、お互いに水と火をテーマに作品を作り上げた。
完成とともに親子でここに並び、作品をお披露目するというのが不思議な感覚。
東京駅から皇居につながるこの場所は非常に特別な場所で、ここに作品を展示できたということを意味深く感じる。
制作をスタートしたのはコロナ禍の世界を予想もしていない段階だったが、
完成した今は、両方の作品にその時と別の意味合いが出てきたと思う。私自身は炎をイメージした作品を担当した。
当初炎のイメージは“パワフルさ”や“熱狂”だったが、今はその力が様々な困難に対する“浄化”や“癒し”の力になっている。
観る方がこの作品を天に向かって見上げる時にも、その人の心の中にある“願い”や“祈り”のようなものが映し出されることで、
この世界にむけての愛や平和の祈りが込められた炎になっていけばよいと感じている。
そういう意味で、作品はみなさんに見ていただき、それぞれの想いを感じていただくことで本当の完成を迎えると思う。
また、この状況下でなかなか人が上を見上げることは少ない。
そんな中で上を向くことは特別な意味を持つと思うので、ぜひこの場所を訪れ、立ち止まって上を見上げる時間を持ってもらいたい。」

【実施概要】
「東京⼤壁画」
実施期間:2021年7⽉17⽇(⼟)〜2021年9⽉5⽇(⽇)
実施場所:丸ビル(東京都千代⽥区丸の内2丁⽬4-1)、新丸ビル(東京都千代⽥区丸の内1丁⽬5-1)
アクセス:JR東京駅丸の内南⼝より徒歩1分、東京メトロ丸ノ内線東京駅より直結
公式HP:http://www.tokyodaihekiga.jp

主催 :東京都・公益財団法⼈東京都歴史⽂化財団 アーツカウンシル東京
企画運営 : 株式会社ドリル
後援 :三菱地所株式会社、三菱地所プロパティマネジメント株式会社(会場協⼒)
東⽇本旅客鉄道株式会社(発表会会場協⼒)
協⼒ :株式会社アタマトテ、株式会社アマナ、株式会社アンテナ、株式会社Odds Design

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