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日向坂46 影山優佳、女優へのあゆみはここから始まる?  映画『かぐや様』出演を機に考える演技力

リアルサウンド

21/3/25(木) 6:00

 日向坂46の影山優佳が8月20日から全国公開される映画『かぐや様は告らせたい2~天才たちの恋愛頭脳戦~(仮)』に出演することが発表された。子供の頃から女優になるのが夢だった(書籍『日向坂46ストーリー』より)彼女にとってうれしいオファーだったのではないだろうか。

 同映画は赤坂アカによる同名の人気コミックを原作としたラブコメディ。2019年に第1弾が実写映画化され、生徒会長の白銀御行役を平野紫耀(King & Prince)が、生徒会副会長の四宮かぐや役を橋本環奈が演じたことで話題を呼んだ。影山は生徒会会計監査の伊井野ミコ役を務める。彼女が女優としては映画に出演するのはこれが初となる。第2弾も大きな話題になるだろう。

 日向坂46は、前身グループのけやき坂46時代にドラマ『Re:Mind』(テレビ東京)、翌2018年に舞台『あゆみ』で演技の経験を踏んだ。改名後は20年にドラマ『DASADA』(日本テレビ)が放送されたが、この時影山は活動休止中だったため、撮影には参加していない。つまり久しぶりの演技仕事ということだ。

 しかしこれまで出演した作品で、影山はしっかりと演技力の高さをファンに印象付けている。『Re:Mind』の第12話では佐々木久美との2人のシーンで感情を爆発させたり、それから急に真顔になって演技を進めたり、緊迫感のあるシーンを作り上げ視聴者をグッと作品の中へと引き込んだ。

 演技力とはまた違った視点だが、『ひらがな推し』(テレビ東京)時代には、オードリーの若林正恭から求められ、即興で「イタリア民謡(帰れソレントへ)」をアカペラで披露するという強心臓っぷりを見せつけた。サッカー番組でも堂々と自身のサッカー論を展開し、たびたび共演者を驚かせている。この影山の何事にも動じない落ち着きのある性格は、役者の仕事をする上でも活きてくるだろう。

 ここ最近の影山の活動を見ていて思い浮かぶ言葉は「切り開く」だ。例えばサッカーでも、影山は好きな気持ちを伝え続け、与えられた仕事場できちんと結果を残し、しっかりと次のオファーへと繋げている。冷静に状況を見極め“求められたもの”を理解し、その上で影山は“それ以上のこと”を現場で返している。得意なジャンルを突き詰めて、自らで道を切り開いていく姿は、同じ日向坂46のメンバーにとっても刺激になっていることだろう。  影山は『Re:Mind』のクランクアップの日、「もっともっと大女優になって戻ってきます」と宣言したという(書籍『日向坂46ストーリー』より)。大女優へのあゆみを再び進める影山の姿に、今後も注目していきたい。

■中山洋平
1983年生まれ。フリーランスの編集・ライター。ボウリング、洋服、ギター、サウナ好き。Twitter

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