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「ドキュメンタリー沖縄戦」監督・太田隆文が語る、沖縄の悲しみを全国に伝える意義

ナタリー

20/8/8(土) 19:00

「活弁シネマ倶楽部」より、太田隆文。

「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」の監督・太田隆文が出演したWeb番組「活弁シネマ倶楽部」が、YouTubeで公開された。

第2次世界大戦末期、住民を巻き込んだ激しい地上戦として20万人以上の戦死者を出した沖縄戦。本作では体験者や専門家の証言を中心に、米軍が撮影した当時の映像を交えて当時を振り返る。

3年間で8回にわたり沖縄で取材した太田。さまざまな立場の人たちに話を聞いていく中で「現実の悲しさは、机の上で作家が考えるどころではない」と感じ、沖縄戦における集団自決の取材では、あまりに圧倒的で質問できなくなったという。

また沖縄で行われた試写には1000人が来場し、「この映画を作ってくださってありがとうございます。沖縄のことって本土に伝わらないんです」と感謝されたと述懐。「完成して終わりでなく、全国に届けて初めて意味がある作品」だと本作の意義を語っている。

「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」は東京・K's cinemaほか全国で上映中。

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