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松本穂香「みをつくし料理帖」で角川春樹に褒めて伸ばされる、窪塚洋介は伝説を体感

ナタリー

20/9/17(木) 19:46

前列左から奈緒、松本穂香。

「みをつくし料理帖」の完成披露試写会が本日9月17日に東京・丸の内 TOEIにて開催され、キャストの松本穂香、奈緒、若村麻由美、窪塚洋介、小関裕太、藤井隆、石坂浩二、中村獅童、監督の角川春樹が登壇した。

高田郁の時代小説シリーズをもとにした本作。主人公・澪が料理人として成長していく姿や、吉原で花魁として生きる“あさひ太夫”こと幼なじみ・野江との不変の友情が描かれる。初めて角川の作品に出演した松本と奈緒。松本は「監督は毎日現場で『お芝居すごくよかったよ』って声を掛けてくださって。撮影前には『女性陣は褒めて伸ばす。男性には厳しくいくから』って宣言されていたんです。だから褒めてくださってもそれがよぎって『本当に思ってくれているのかな?』とちょっと不安でした(笑)」と振り返る。

続けて奈緒も「私も優しすぎて不安になるところがあったんですが、『OKを出しているのは本当のOKだから安心しなさい』というお言葉をいただきました」と告白。角川が製作総指揮を手がけた「蒼き狼 地果て海尽きるまで」に出演した若村は「モンゴルでの撮影だったんですが、監督は“族長”というかみんなを束ねる包容力を感じました」と印象を語った。

一方、角川組初参加となった男性陣の小関は「本読みのときには監督が相手役をしてくださったりとすごくお優しかったんです。それとは別に撮影現場では鋭さもあって。初号を観たときに監督のおっしゃっていたことが初めて理解できました」と述懐。窪塚は「僕にとっては竜や朱雀とか、伝説上のグループに属しているような方」と角川を表現し、「半端じゃない人だなというのを日々思いました。例えば雨予報が出ているときにも『雨は降らない。神社に行って雲切りしてきたから』っておっしゃるんですね。そしたら本当に降らなかったりして。『やっぱり竜なんだな』と伝説を体感させていただきました」とエピソードを披露し笑いを起こした。

「僕は褒めて伸ばしていただきました」と明かした藤井。「カットっていう声が掛かったあと『いいよ藤井!』って言ってくださったことも何度かありまして。呼び捨てで呼んでいただけたこともすごくうれしかった」とにっこり笑う。初参加のキャストたちの言葉を受けた角川は、「窪塚は勝手なことを言ってましたけど、キャストが持っている力以上のものを引き出させてもらったという感じ。藤井の役を撮り終えたときには握手を求めて『藤井のファンになった』と言ったんです。この映画で1人ひとりのファンになった。出てる映画は全部観に行きました」と語った。

角川初のプロデュース作品「犬神家の一族」で金田一耕助を演じた石坂は、「当時『日本の映画界をなんとかしなきゃいけない』という熱を感じたことを覚えています。今回改めてそういった気持ちを感じて、とても最後の作品とは思えないです。よく何度も店じまいをする店がありますけど、ぜひまた5割引きだと言って1年も2年もやってほしいなと心から思います」とジョークを交えつつコメント。角川は「打ち上げのときに『また現場で会おう』と声を掛けました。このキャストとスタッフでまた撮りたいなという気持ちに初めてなりました」と続編への意欲を述べた。

「みをつくし料理帖」は10月16日より全国ロードショー。

(c)2020 映画「みをつくし料理帖」製作委員会

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