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深川麻衣の、マイペース語り

#舞台の楽しさ りぼんちゃんを演じてみて

隔週連載

第16回

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こんにちは、深川麻衣です。前回のコメント欄では舞台『りぼん、うまれかわる』の感想をお寄せいただき本当にありがとうございました。こうして皆さんから感想やコメントをいただくと、こんな風に感じてくださっていたんだな、とか、色々な見方での感想を知ることができてとても楽しいですし、新しい発見があったり、すごく励みになります。

久しぶりの舞台という事で今回とても緊張していたのですが、稽古中もみなさんからのメッセージやお手紙に何度も勇気づけられました。「今からすごく楽しみです」「〇日に行きますね」などコメントをいただく度に、楽しみに観に来てくださる皆さんにより良いものを見せたい、楽しんでもらいたい!という思いがこみ上げてきて。皆さんが想像している以上に、私は皆さんからものすごくたくさんパワーをいただいております。この場をお借りして……いつも本当にありがとうございます!

今回は、そんな舞台のことを振り返りながらのお話です。

りぼんちゃんという女の子

今回私が演じた「りぼんちゃん」という役は、喜怒哀楽がとても豊かで常にドタバタと動き回っている女の子。本人はふざけているわけではなく、いつだっていたって真剣、全力、全身全霊なんですが、それが外側からみると空回りしてたりおかしく見えたりして(笑)。
今まで演じたことのないような役柄でしたし、舞台上ではドラマや映画などの映像と違って360°常にお客さんから見られているので、ひとつひとつの動きも意識しなければいけない。動きも表情も小さくまとまらないように、でも大きくやろうとして嘘はつかないように、最初は特にそこに苦戦して、演出をいただきながら調整していきました。

今回出演されていた、粟根まことさん、阿部丈二さん。お2人はベテランの大先輩なのですが、圧倒的な今までの経験の土台がありながらも、とにかく自由に、遊び心を持って、生き生きと舞台上を駆け回っているんですよ。それをずっと近くで見させていただきながら、舞台ってこんなこともできるんだ、あんなこともできるんだと舞台の無限の可能性を感じさせていただいたし、自分もしっかりとついていかなければ! と、とても刺激をいただきました。

前世は大奥の偉い人?

舞台のテーマが前世、来世についてだったので、自然と「自分の前世ってなんだったんだろう」と考えたりはしましたね。過去に占い師さんには「大奥の偉い立場の人」と言われたことがあって(笑)。本当のところは分からないですが、もしかしたら前世で感じたことや経験が今の自分にどこかしたら繋がっていたりして…と考えてみるとなんだか面白いですよね。
あと、本能的に苦手なものとか怖いものって、前世で何かあったからなのかな? とか考えたこともあります。例えば私、夜の海がすごく怖いんですよ。昼の海は全然大丈夫だし眺めているのはむしろ好きなんですけど、夜の海を見ると少しゾクッとするというか、怖さを感じるんです。前世、夜の海で溺れたとか…?
もちろんそれも何の根拠もないんですが(笑)。

前回皆さんにも質問させていただきましたが、前世や来世って形のないものだから、信じる派信じない派に分かれると思うんです。でもそういうものをとびこえて、今回の公演をを見て「今世をしっかり生きようって思えた」「今の自分が好きなものや、近くにいる人を大事にしようと思った」という感想をいただけたのは本当にうれしかったです。
「りぼん,うまれかわる」に出てきた登場人物達のことを、そういえばあんな人いたな、あんなこと言ってたよな、と、皆さんの日常の中のふとした瞬間に思い出してもらえたりしたら、とても幸せです。

舞台中はどうしても食べられなかったアレ

舞台の稽古中や本番中、ずっと食べたくても食べられなかったのが生牡蠣(笑)。万が一食あたりになってしまったら大変なことになるので、普段も仕事にある程度余裕があるときでなければ怖くて絶対に食べられないんです。だから、「千秋楽が終わったら生牡蠣を食べる!」というのを自分の中での公演後のご褒美にしようと思っていました(笑)。今回、最終日が昼公演だったんですが、家に帰ったあと、宅配で奇跡的に生ガキを扱っているお店を発見して、すぐに注文して。夕食にレモンとポン酢でさっぱり食べました。本当に美味しかったー!

ごはんの時間って本当に大切ですよね。
仕事が大変な時も、あったかくておいしいごはんを食べれば、だいたい元気になれるんです(笑)。

稽古のお供はチョコレート!

ちなみに稽古中の休憩では、チョコレートをよく買っていってそれを食べていました。チョコレートはスタンダードなミルクチョコが好きです。ハイカカオで甘さ控えめなチョコレートの方が健康や美容にはいいのかもしれませんが……(笑) 。あと、共演者で愛知県出身の清水由紀さんが名古屋名物の「しるこサンド」を差し入れしてくださって。大好きなので久しぶりに食べることができて感動しました。あの、ほのかな塩味とあんこのいい甘さが、食べはじめると止まらなくなるんですよね。

稽古中は、コロナ感染対策のために常にマスクを外しての会話は厳禁だったので、飲食中も換気している窓の前で、みんなで同じ方向を向いて無言で食べていました。恵方巻きのような感じです(笑)。
おやつを食べながら談笑、ということはできませんが、みんなで甘いものを食べて気分転換している時間はやっぱりほっとするひとときです。

最後に今回も質問を!
みなさんにとっての、食べるとテンションの上がる大好きなお菓子ってありますか? ぜひぜひ教えてください〜。

THEME『友達と一緒に海に行きたい♡爽やか夏コーデ』

今回の衣装は、カジュアルな中にも爽やかさがあって、海沿沿いをお散歩したくなるようなイメージですね。想像するだけで海に行きたくなる!

コーディネートPOINT:
シンプルなデザイン&ゆるめのラインの洋服は実際に私服で選ぶことも多いので、わりと着慣れている雰囲気です。このゆるっとしたシルエットがやっぱり落ち着くんです。
このシャツはすごく着心地がいい素材で、さらっとはおれるところが夏っぽくてお気に入り。チェック柄は色みのトーンによって、少し子どもっぽすぎてしまうこともあるのですが、これくらい落ち着いたカラーにすると合わせやすいし少し大人な雰囲気になって素敵ですね。スカートでカジュアルすぎず女性らしさも出ていいなぁと思いました。

小物POINT:
ACCESSORY

夏はシルバーのアクセサリーが映えますよね。今回、耳は右だけにイヤカフをつけ、リングは左手にだけ重ね着けしてアシンメトリーに。普段アクセサリーを重ね着けすることってそんなにないんですが、こうやって太さの違うリングを重ねて遊ぶのも可愛いなって思いました。太陽の下で光すぎない、つや消し加工なのもポイントです。

SHOES:

コーディネート全体がさっぱりとシンプルな分、靴はイエローにして少しアクセント。でもビビッドすぎないイエローなので、変に浮かずに上手くハマっています。ヒールがないからたくさん歩いても疲れなさそうなのもいいですよね。靴って動きやすさも大事なんです。

【編集部より】
今月より、この連載は毎月、月末の金曜日、月1更新となります。
深川さんにこの連載で聞いてみたいことややってほしいことをぜひコメント欄に書いてください♪ この連載の感想ももちろんお待ちしております。

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プロフィール

深川麻衣(ふかがわ・まい)

1991年生まれ、静岡県出身。 2016年に乃木坂46を卒業後、2017年に舞台『スキップ』で初主演。 2018年には主演映画『パンとバスと2度目のハツコイ』でTAMA映画賞最優秀新進女優賞を受賞。 その後、NHK連続テレビ小説『まんぷく』、連続ドラマ初主演のテレビ東京『日本ボロ宿紀行』、関西テレビ/フジテレビ『まだ結婚できない男』などに出演し、映画では、『愛がなんだ』、『空母いぶき』、『水曜日が消えた』に出演。 今年1月29日には主演映画『おもいで写眞』が公開、現在NHKで放送中の大河ドラマ『青天を衝け』に第十四代将軍・徳川家茂の正室・和宮役で出演、そして#ゾクキュンで話題のMBSドラマ『RISKY』にも出演中。

深川麻衣 official web site
https://fukagawamai.com/

撮影/奥田耕平、取材・文/滝紀子、企画・構成/藤坂美樹、ヘアメイク/白水真佑子、スタイリング/原未來、
衣装協力/スカート¥28,600/mici(ローズ バッド ルミネエスト新宿店)、スリッポン¥14,080/moumoune(ムゥムゥヌゥ)、その他スタイリスト私物
※すべて税抜価格
問い合わせ先
ローズ バッド ルミネエスト新宿店 03-5368-2767 
ムゥムゥヌゥ 078-652-4301 https://moumoune.net/

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