2018年にパリで開催された展覧会「MANGA⇔TOKYO」の凱旋帰国展。東京（江戸も含む）という、常に変化し続け、掴みどころのない都市の姿をマンガやアニメ、ゲームや特撮の描写から捉え直すというもの。著名なマンガの原画や、懐かしいアニメや特撮の映像など出品作品は500以上あり、ひとつひとつ見ていくと、一日はかかってしまう膨大な量。上條淳士『TO-Y』の原画が拝めて昔の週刊少年サンデー読者としては感涙。 そんな展示のなかでも圧巻なのは幅約17 メートル、長さ約22 メートルの《1/1000巨大東京都市模型》。巨大な模型と、模型の背後に映し出される映画やアニメで描かれている東京の風景を見ていると、東京のなかにも、地域ごとに独特の空気が流れていることを実感。模型が大きすぎて、都心部の密集したビル群をじっくり見えないのが残念。