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マリコが出動!「科捜研の女 -劇場版-」撮影に潜入、沢口靖子はチームへの信頼語る

ナタリー

「科捜研の女 -劇場版-」

沢口靖子が主演を務める「科捜研の女 -劇場版-」の撮影現場に映画ナタリーが密着した。

1999年にスタートしたドラマ「科捜研の女」シリーズ初の劇場版となる本作。榊マリコを中心とする科捜研メンバーが、科学者だけが死を遂げる世界同時多発不審死の真相解明に挑むさまが描かれる。2009年よりシリーズを手がけてきた兼崎涼介が監督、シリーズのメインライターの1人である櫻井武晴が脚本を執筆した。

2020年11月下旬、日ごとに寒さが増す京都で行われたこの日の撮影。マリコを演じる沢口に加え、京都府警刑事・土門薫役の内藤剛志、洛北医大の解剖医・風丘早月役の若村麻由美、科捜研メンバーで物理研究員・橋口呂太役の渡部秀、映像データ研究員・涌田亜美役の山本ひかる、土門の相棒である捜査一課刑事・蒲原勇樹役の石井一彰といったドラマおなじみのメンバーが参加した。

キャストたちが臨んだのは、連続不審死の発端となる転落事故が発生し、科捜研チームが初動捜査を開始するシーン。地面には銀杏の黄色い葉がじゅうたんのように敷き詰められ、その上に洛北医大教授の遺体が横たわる。さらに、現場を照らす大きなライトやクレーンカメラも設置され、劇場版ならではの迫力あるショットの撮影に一役買っていた。

沢口は、S.R.I.(科学捜査研究所)の車から降り立ち遺体の状況を確認する一連の流れをスムーズにこなしながら、立ち回りや手元の動きをスタッフと入念に相談し、本番に挑む。寒さが厳しいナイター現場にもかかわらず、並々ならぬ集中力で長丁場の撮影をやり遂げた。撮影前に「まいどー!」と元気な挨拶で場を明るくした若村は、カメラが回るとマリコとのシリアスなセリフの応酬を披露する。また、待ち時間には内藤が積極的にキャストやスタッフの緊張を解きほぐす様子や、渡部、山本、石井たちが真剣なまなざしでモニタチェックをする姿も。なお、新型コロナウイルス感染防止対策のため、キャストたちは本番以外はマスクかフェイスシールドを着用して撮影に臨んだ。

同日昼には、科捜研ラボのセットがある東映京都撮影所にも潜入。ラボには大きなテーブルがある共有スペースを中心に、法医学研究室、化学研究室、文書研究室、物理研究室といった4つの部屋が配置されている。マリコのスペースである法医学研究室には、実験で活躍する試験管や顕微鏡、人体模型などが置かれており、そのほかにも呂太のお菓子や、亜美のマスコット、風間トオル演じる宇佐見裕也のお茶セットなど、キャラクターの個性を表す小道具が随所に見られた。

囲み取材でインタビューに応じた沢口は、映画化にあたり「まさか『科捜研の女』が映画化されるとは思ってもいませんでしたので、夢のようなお話だと喜んでおります!」とコメント。劇場版ならではのアプローチとして「いつもは事件解明にまっしぐらなマリコですが、今回は特に長年のファンの方々に喜んでいただける出来事が起きます! その時々で見せる表情の変化を意識しました」と明かす。シリーズ初参加となる佐々木蔵之介との共演については「迫力があってのみ込まれそうになりました(笑)。普段お話しされるときは関西弁で面白い方なのですが、役に入るとぐっと迫ってくるものがありました」と振り返った。

そして、長きにわたって「科捜研の女」を作り上げてきたキャストやスタッフに対して「皆さん、前向きで協力的で脚本にプラスアルファして現場で面白いものを作りたいという思いであふれていらっしゃるんです」と信頼をのぞかせ、「先日も土門刑事とのラストシーンの撮影の際、内藤さんにセリフの裏に込められたある思いを出したいと相談したところ、『いいね!』と快く受け止めてくださりマリコの秘めた思いを表現することができたんです」と裏話を披露。「私にとって、マリコは分身のような存在」と思い入れを語った沢口は、最後に「20年間の集大成として取り組んだ作品です。マリコの決死の決断にどうぞご期待ください。劇場にてお待ちしております!」と本作をアピールした。

「科捜研の女 -劇場版-」は9月3日に全国で公開。

※榊マリコの榊は木へんに神が正式表記
※兼崎涼介の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記

(c)2021「科捜研の女 -劇場版-」製作委員会

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