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HiHi Jets 井上瑞稀、“お坊ちゃんキャラ”を好演 『知らなくていいコト』ケイトと野中の関係は更に悪化

リアルサウンド

20/1/30(木) 11:00

 吉高由里子が主演を務める『知らなくていいコト』(日本テレビ系)が、1月29日に第4話を迎えた。

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 第4話でゲスト出演したのが、HiHi Jets/ジャニーズJr.の井上瑞稀。人気予備校に通い、名門大学の医学部に合格した医大生・向井翔を演じた。真壁ケイト(吉高由里子)が人気予備校の不正入学疑惑の実態を暴いていく中で、“医者の息子”として登場する向井は、見るからにお坊ちゃんキャラ。それでいて、清潔感のある紳士的で素直な好青年といった印象だ。タピオカミルクティーを飲みながらケイトの話を聞く姿も大学生の雰囲気をより引き立てている。

 ジャニーズJr.からドラマにゲスト出演するケースは、昨年9月放送の『監察医 朝顔』(フジテレビ系)にSnow Manの渡辺翔太が思い出される。Snow Manと言えば、今月22日にSixTONESと同時デビューを果たしたグループ。渡辺の場合、すでにCDデビューが決まっていた上での出演だったが、今回の井上の出演からも今後に注目せざるを得ない。その期待を後押ししているのが、ドラマ内で野中を演じているジャニーズWESTの重岡大毅の存在だ。「井上くん、今度一緒にドラマやるよなっ!」と重岡に声をかけられ、井上は今回の出演を知ったとのこと。「ずっと緊張しっぱなしで、セリフも今までで一番難しいのでは」と公式サイトでコメントしているが、爽やかな笑顔と自然体な演技は、追いかけたくなる魅力を放っていた。

 物語は、ケイトと野中の関係性がさらに悪化していく。その原因となるのが、連載班としての野中の取材を特集班のケイトが結果的に潰す形になるからだ。その視線は、“殺人犯の娘”として恐ろしい人を見るような目つきから、憎しみの満ちた嫌悪感の眼差しに変わっている。野中と同じ連載班の小泉(関水渚)は、2人の関係性にいち早く気づいており、「去年のクリスマスぐらいから野中さん、真壁さんの目を見ないんですよ」と発言。第5話の予告では、「別れたんなら私と付き合ってください」というセリフとともに野中にキスをする小泉、動揺を見せる野中の姿がある。新たな矢印が動き始めている。

 また、ケイトの父で殺人犯の乃十阿(小林薫)と尾高(柄本佑)が接触した過去、ニュースカメラマンを辞めた理由が明らかになる。尾高は刑務所にいる乃十阿に手紙を出し、出所の際も「本当に25年前に人を殺したんですか?」「これからもあなたの写真を撮らせてもらえませんか?」と、話しかけていた。尾高が乃十阿に興味を持ったのは、一切動機を語らずに罪は認め、25年も服役していたことに違和感を覚えたから。ここで乃十阿に冤罪の可能性も浮上してくる。

 そして、尾高がニュースカメラマンを辞めた理由は、カメラマンにしか理解することのできない、リアルな感情だった。「カメラマンって、レンズに映ったものと自分の心って案外遠いんだ。目の前に死にそうな人がいても、助けるよりもシャッターを切ることのほうが大事でないとできない仕事なんだよ。もっと言えば、撮っちゃった写真には責任感を感じないっていう、ずうずうしさがないとダメだ」。ケイトの母親・杏南(秋吉久美子)の思いを知り、冷静にはシャッターを切れなくなった尾高は、ぬるい自分に幻滅し、ニュースカメラマンから退いた。仕事ではなく心の記憶として撮っていた乃十阿の写真も、もう辞めると誓う尾高。そして、ケイトと尾高は30年前に乃十阿が事件を起こしたキャンプ場を訪れる。

 「考えてもどうにもならないことは、考えないほうがいいよ」。第5話の予告で優しく投げかける尾高。より一層近づく2人の距離、乃十阿が起こした事件の真相は果たして。(渡辺彰浩)

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