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モモンガ・コンプレックスの壮大な3部作「わたしたちは、そろっている。」本日開幕

ナタリー

20/10/24(土) 11:37

モモンガ・コンプレックス「わたしたちは、そろっている。」より。(撮影:三浦麻旅子)

モモンガ・コンプレックスの新作公演「わたしたちは、そろっている。」が、本日10月24日に東京・東京芸術劇場 シアターイーストで開幕する。

「フェスティバル/トーキョー20」の参加作品「わたしたちは、そろっている。」は、モモンガ・コンプレックスによる“観察型ミュージカル的ダンス・パフォーマンス”。振付・演出を白神ももこ、音楽監督を西井夕紀子が担当する本作は、「伊勢物語」をはじめとする“歌物語”を意識した構成になっており、「ゆらぎ」「うつろい」「きざし」という3つのパフォーマンスが各回入れ替え制で上演される。来場者は、エリアやタイムラインで区切られたパフォーマンスを自由に鑑賞することが可能。また、「フェスティバル/トーキョー20」のオンライン会場・F/T remoteでも視聴することができる。

開幕に際し、白神は「ここで、『ひとりだけど、ひとりではできないことをやっている』という感覚は、地球に住んでいる、と自覚したときと同じ感覚でした。とても壮大な三部作になりました。踊りが生まれ、音楽が生まれ、劇場入りしてさらに空間が生まれて、様々な知恵と思いが合わさったこの時に是非立ち合っていただきたいです」と手応えを語った。

白神ももこコメント

ここで、「ひとりだけど、ひとりではできないことをやっている」という感覚は、地球に住んでいる、と自覚したときと同じ感覚でした。とても壮大な三部作になりました。

踊りが生まれ、音楽が生まれ、劇場入りしてさらに空間が生まれて、様々な知恵と思いが合わさったこの時に是非立ち合っていただきたいです。

西井夕紀子コメント

小屋入りして、まさに今回でしかありえないだろうセットが組まれた劇場内をゆっくりと歩いてみた。

わたしたちはそれぞれの場所で生きている。見えない、会えない、互いに存在さえ知らないかもしれない人々の日常から発される雑然としたとりとめのない音。しかし私の立っている位置から耳に取り入れる時、なぜか壮大な地球のオペラに出会っているように感じられた。自然とつながりを持っているような癒しのある音も、うまくいっていない「かたまり」や「ひっかかり」のような音も、みんな含んだ世界のざわめきだ。

私はある時からずっと、それぞれの人の振動と認識した世界そのまんまが「歌」になっていることを夢見ている。

歌でひとつになろうとなんかしなくても、ただただ人々から出ているこれらの振動は、すでにこの世界と誰かを取り巻く環境を作っている、そう感じさせてくれる作品になったと思う。

モモンガ・コンプレックス「わたしたちは、そろっている。」

2020年10月24日(土)・25日(日)
東京都 東京芸術劇場 シアターイースト、F/T remote(オンライン会場)

振付・演出:白神ももこ
音楽監督:西井夕紀子
出演:臼井梨恵、北川結、仁科幸、塙睦美、夕田智恵、白神ももこ / 西井夕紀子、神田さやか、Yuima Enya、内海正考

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