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いのうえひでのり 表現の源泉

歌舞伎とのかかわり

全10回

第7回

20/1/27(月)

歌舞伎に関しては、やっぱり(十代目松本)幸四郎さんとの出会いが一番大きいと思います。幸四郎さんの存在が、僕を歌舞伎に向かせたわけですから。新感線で「いのうえ歌舞伎」と銘打ってはいましたけど、それだって後づけ。拍子木を入れたり、見得を切ったり、(中島)かずきさんのせりふ自体にそういう言い回しがあっただけで、歌舞伎に寄せようと思ったことは、もともと一切ないですからね。実際、それまでに歌舞伎を観たのも一度か二度くらい。でも染ちゃん(=前出の幸四郎)が、これはありがたいエピソードですけど、97年の『髑髏城の七人』を観て、「これが現代の歌舞伎です」と言ってくれて。そしてそれが2000年の、『阿修羅城の瞳』へと繋がっていくわけです。

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