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Mall BoyzおよびマネジメントがMURVSAKIへのスタンスを表明、活動休止を発表

ナタリー

Mall Boyz。左からgummyboy、Tohji。

Mall BoyzのTohjiとgummyboy、Mall Boyzのマネジメントを行うCANTEENが、トラックメイカーのMURVSAKIに対するスタンスを表明した。

MURVSAKIは、交際女性の連れ子に対して、わいせつ行為を行った監護者わいせつ罪の容疑で昨年11月に逮捕され、現在服役中であることが文春オンラインの記事により8月29日に報じられており、この記事ではMURVSAKIと活動をともにし、楽曲提供を受けていたMall Boyzの対応の問題点も指摘されていた。

これを受けて、Tohjiらは本日8月31日にSNSアカウントを通じて見解を発表。MURVSAKIの行いを一切許すつもりはなく、被害者に最大限寄り添うという信念を示しつつ、ここまで対応が遅れた理由については、被害者と加害者双方のプライバシーや権利に配慮する必要があると考えたこと、判決前に本件を公表すれば刑事裁判の判決内容に影響を与えかねないと判断したことを挙げている。判決は6月末に確定しているが、彼らは被害者およびMURVSAKIの意向を改めて確認した上で、事実を公表し、提供された楽曲に対する措置を行うつもりだったとのことで、今後MURVSAKとともに音楽活動を行うことはないという。

TohjiはMURVSAKIから提供された楽曲について、クレジットの文字情報を削除し、ライブでは演奏しないという現状の基本方針を説明。MURVSAKIとの合意が取れ次第、Tohjiのソロ曲「Snowboarding」「HI-CHEW」「Jetlife」「miss u」「White Dolphins」の音源配信およびミュージックビデオを取り下げることを発表した。

ただし、「Oreo」についてはMURVSAKIとの共作ではあるものの、Tohjiが大半を制作した楽曲であることから、MURVSAKIのプロデューサータグを削除したバージョンをライブでも披露し、ミュージックビデオでMURVSAKIが映っている箇所にはボカシを入れる形で対応するつもりだという。

またMURVSAKIが提供した楽曲ではないものの、リリックにMURVSAKIの本名への言及があるDJ CHARI & DJ TATSUKIの「GOKU VIBES (feat. Tohji, Elle Teresa, UNEDUCATED KID & Futuristic Swaver)」について、Tohjiは権利者ではないため、直接的な対応はできないが、すでに権利者が該当箇所を消した音源に差し替えたことを説明。ライブで披露する際は、歌詞を変えて歌うとしている。

一方、gummyboyはMURVSAKIがプロデュースした楽曲「STU」を今年4月にリリースしているが、この曲はMURVSAKI逮捕前に完成していた楽曲で、リリースについては逮捕後に被害者の母親と被害者本人に確認を取っていたとのこと。しかし、当時の被害者が明確にリリースを拒否することは困難であったという考えから、MURVSAKIの意向を確認次第、配信停止を行う方向だという。

彼らは被害者への二次被害を防止する観点から、MURVSAKIが制作に関与した楽曲の配信停止が完了するまでの間、配信停止に向けた対応に集中。一切の活動を休止する。

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