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ホチキス次回作は息子と父とプチプチの物語、梅津瑞樹が出演に“舌なめずり”

ナタリー

21/4/7(水) 16:10

ホチキス 第43回本公演「月野木グラビティ」ロゴ

ホチキス「月野木グラビティ」が、6月4日から13日まで東京・吉祥寺シアターで上演される。

これはホチキスの第43回本公演。主宰の米山和仁は今年、自身の父が亡くなったときと同じ年齢を迎える。これに際して書き下ろされた本作では、町工場でほそぼそと気泡緩衝材(プチプチ)を作り続ける父・月野木嗣夫と、事業に失敗して出戻ったその息子・月野木仁を中心とした物語が展開。出演者には梅津瑞樹をはじめ、小玉久仁子、齋藤陽介、折井あゆみ、山本洋輔、絵理子、内村理沙、山崎雅志が名を連ねた。公式サイトには、本作について「これは、俺と、父と、プチプチの物語」とキャッチコピーが記されている。

仁役で主演を務める梅津は「老舗劇団であるホチキスさんに参加させていただく以上、同じく劇団出の身としては色々と盗ませていただこうと舌なめずりしております」と意気込みを語り、嗣夫役の山崎は「人柄を深く知れば知るほど面白い親と子。これはもう息子と向き合うしかないだろう。勿論ホチキス流で。沢山の感謝と共に劇場でお待ちしています」とコメント。さらに米山は「日々すくすくと成長する我が子を見ながら、父は何を思っていたのだろうとよく想う。そんなこんなをぶつけてみようと思った。かなりのフィクションを交えて」と思いを述べた。

チケットの劇団先行抽選販売は、4月14日10:00から18日23:59まで受け付けられる。

梅津瑞樹コメント

この度、お邪魔させていただく梅津瑞樹と申します。

老舗劇団であるホチキスさんに参加させていただく以上、同じく劇団出の身としては色々と盗ませていただこうと舌なめずりしております。

劇団というものは、やはりそれぞれ空気感が違く、また独自に発達した暗黙のメソッドだったりがあったりして、渡り歩く度にそれを発見するのが実はウメツの密かな楽しみだったりします笑

兎にも角にも、今作を楽しんでいただくその一助となるため頑張ります。

山崎雅志コメント

因縁浅からぬ家族、ましてや親子ともなればそれはもう「面白いの宝庫」じゃないかと思う。かつて自身は上の存在として親を見てきたが、それもいまや気付けば逆転してしまいつつある。然るべくして地元の友人や知り合いなどは、父親であることの方が多くなっているので、父親目線で物事を語ることに出会う機会がことの外増えた。

先日、印象的だったのは暫くぶりに会う事になった知人が子供の事について「苦労はあるけど可愛くてねぇ。」としみじみ語っていたことだ。素晴らしい言葉を聴いたと思った。

そして知れば父親役とのこと。

人柄を深く知れば知るほど面白い親と子。

これはもう息子と向き合うしかないだろう。

勿論ホチキス流で。沢山の感謝と共に劇場でお待ちしています。

米山和仁コメント

私の父は、私が10歳の時に他界した。生前も海外を飛び回っていたため、父と会話をした記憶があまりない。今私には、3歳になる息子がいる。日々すくすくと成長する我が子を見ながら、父は何を思っていたのだろうとよく想う。そんなこんなをぶつけてみようと思った。かなりのフィクションを交えて。

ホチキス 第43回本公演「月野木グラビティ」

2021年6月4日(金)~13日(日)
東京都 吉祥寺シアター

脚本・演出:米山和仁
出演:梅津瑞樹 / 小玉久仁子、齋藤陽介、折井あゆみ、山本洋輔、絵理子、内村理沙 / 山崎雅志 ほか

※山崎雅志の「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記。

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