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小島秀夫、樋口真嗣、山崎貴らクリエイターが語る「DUNE/デューン」への期待

ナタリー

「DUNE/デューン 砂の惑星」

「DUNE/デューン 砂の惑星」の公開日が10月15日に決定。特報がYouTubeで解禁され、荒牧伸志、神山健治、小島秀夫、樋口真嗣、山崎貴といった日本のクリエイターを中心にした期待のコメントも公開された。

本作はフランク・ハーバートによる小説を「メッセージ」「ブレードランナー 2049」で知られるドゥニ・ヴィルヌーヴが実写化したSF。砂に覆われた惑星デューンを舞台に、全宇宙の未来を託された主人公ポールの運命と宇宙の混迷を描く。ティモシー・シャラメがポールを演じたほか、オスカー・アイザック、レベッカ・ファーガソン、ジョシュ・ブローリン、ステラン・スカルスガルド、ゼンデイヤ、ジェイソン・モモア、シャーロット・ランプリング、ハビエル・バルデムらがキャストに名を連ねた。

「アップルシード」で知られるアニメ監督の荒牧は「奇をてらうようなショットがあるわけではないのに、骨太でじわじわくるSF映画を撮ってくれる、今、一番期待されている監督が、あのDUNEに取り組んでいる!と言うだけで、とにかく映画館に行って観るしかないですよね。それ以上言うこと無し」と述べ、「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の神山は「偉大な前作が存在しそもそも映像化不可能と言われた原作に、今最もSF映画を撮ることを期待されている彼がどのようにアプローチしたのか? 楽しみでならない」と語る。

樋口は「はやく観たい! 今すぐ観たい! 観たい観たい観たい観たい!」と前のめり。小島も「多くの人の心配や憂を超えて、誰も観たことがない新作DUNEをこの時代に放ってくれるはずだ」とヴィルヌーヴに期待する。山崎は「ブレードランナー」をリメイクした実績を高く評価しつつ「デヴィッド・リンチの作り上げた旧作のあの世界を、越えてしまうのではないかと今からわくわくしています」とコメントを寄せた。

荒牧伸志(アニメ監督 / メカニックデザイナー)コメント

ドゥニ・ヴィルヌーヴ! 奇をてらうようなショットがあるわけではないのに、骨太でじわじわくるSF映画を撮ってくれる、今、一番期待されている監督が、あのDUNEに取り組んでいる!と言うだけで、とにかく映画館に行って観るしかないですよね。それ以上言うこと無し。

神山健治(アニメ監督 / 脚本家 / 演出家)コメント

「ブレードランナー 2049」のプレミア試写で会った時の自信に満ちた彼の笑顔…あれから4年、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の挑戦を勝手に我が事のように嘱目している。偉大な前作が存在しそもそも映像化不可能と言われた原作に、今最もSF映画を撮ることを期待されている彼がどのようにアプローチしたのか? 楽しみでならない。

小島秀夫(ゲームクリエイター)コメント

「DUNE/デューン砂の惑星」は原作へのカルト的な人気がある一方で、映像化に関してはこれまで曰く付きだった。確かに敷居は高い。しかし、監督はドゥニ・ヴィルヌーヴだ。彼は、多くの人の心配や憂を超えて、誰も観たことがない新作DUNEをこの時代に放ってくれるはずだ。

柴山智隆(アニメーション映画監督)コメント

誰かの人生を生きられるのが映画なら、未だ見ぬ世界に出遭えるのがSFなら、“DUNE/デューン 砂の惑星”を旅したい、生きてみたい。そして、予感している。つかの間の星間旅行から帰ると、”地球/水の惑星”に適応できずに、呆然としている自分がいそうだ。

樋口真嗣(映画監督)コメント

はやく観たい! 今すぐ観たい! 観たい観たい観たい観たい!

立原透耶(華文SF翻訳 / 小説家)コメント

伝説の名作SF再び! 技術が格段にアップして、理想的な砂の惑星が誕生した。何よりも魅力的なのはサンドワーム。大画面で見るこの巨大な蟲が何よりも楽しみ。ぜひ3Dで喰われてみたい!! もちろん人間にも期待大!

牧眞司(SF研究家 / 文芸評論家)コメント

深遠なる神秘の宇宙、オルタナティヴな文明観、異様な環境と生態、張りめぐらされた権謀術策、反抗と復讐のアラベスク……。発表以来半世紀以上にわたり読者投票でアメリカSFのオールタイム・ベストと認められつづけた名作が、最新の技術で映像化された。秘薬メランジを摂取するがごとく、スクリーンを凝視せよ!

三上丈晴(月刊ムー編集長)コメント

先日、アメリカに続いて中国が火星へ探査機を送り込むことに成功した。荒涼とした赤い大地の下にはサンドワームが潜んでいるという都市伝説がある。超大国と巨大生物、そして砂の惑星。この映画はひとつの予言書なのかもしれない。

山崎貴(映画監督)コメント

誰もが不可能だと思ったブレードランナーの続編を、美しい詩のような素晴らしい映画に仕上げたヴィルヌーヴ監督なら、デヴィッド・リンチの作り上げた旧作のあの世界を、越えてしまうのではないかと今からわくわくしています。

RAM RIDER(アーティスト / 音楽プロデューサー)コメント

公開されたコンセプトアートをみて久々のハードなSF大作がきたか、と期待。「複製された男」ではパズルのような難解さを、「ボーダーライン」では麻薬カルテルの残忍さを描き出したドゥニ・ヴィルヌーヴが監督とあり、デヴィッド・リンチでも映像化に苦心した原作をどんな風にみせてくれるのか今から楽しみです。

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