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西島秀俊×三浦透子の切ない表情が 濱口竜介監督作『ドライブ・マイ・カー』30秒予告公開

ぴあ

『ドライブ・マイ・カー』 (C)2021 『ドライブ・マイ・カー』製作委員会

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西島秀俊が主演を務めた、濱口竜介監督の最新作『ドライブ・マイ・カー』が今夏に全国公開される。本作よりこの度、初公開となる30秒予告の第1弾が解禁となった。

物語は主人公の俳優であり演出家の家福が主人公。彼は愛する妻と満ち足りた日々を送っていたが、妻は秘密を残して突然この世からいなくなってしまう。2年後、演劇祭に愛車で向かった家福は、ある過去をもつ寡黙な専属ドライバーのみさきと出会った。そして行き場のない喪失を抱えて生きる家福は、みさきと過ごすなかであることに気付かされていく。

原作は、村上春樹による珠玉の同名短編小説。この作品に惚れ込み映画化を熱望、自ら脚本も手掛けるのは世界が最も熱い注目を寄せる気鋭・濱口竜介。「カンヌ映画祭」コンペティション部門に選出された『寝ても覚めても』、ベルリン映画祭で銀熊賞受賞を果たした短編集『偶然と想像』、さらには脚本を手掛けた『スパイの妻』がヴェネチア映画祭銀獅子賞に輝くなど、国際的な舞台でその名を轟かせてきた監督だ。

主演を務めるのは日本映画界に欠かせない名優・西島秀俊。みさきを三浦透子が演じるほか、岡田将生、霧島れいか、と実力派俳優陣が集結する。オリジナルの要素を加えながらも、原作の精神を受け継いだ驚異的な脚本と胸に迫る演技が導く、想像を超える圧巻のラスト。亡き妻の秘密を辿る果てに浮かび上がるものとは一体。



解禁された映像は、家福の愛車である真っ赤なサーブをめぐるロードムービー感漂う30秒の予告編。最愛の妻・音(霧島れいか)との幸せそうに見える夫婦生活から一転。妻を失い、喪失感を抱えている家福(西島)と、ある過去をもつ専属ドライバーのみさき(三浦)が海辺で車を走らせているシーンが映し出される。

寡黙ながらも「あの車が好きです。とても大事にされているのが分かるので」と、みさきは家福の心に寄り添う言葉を放ち、孤独を分かち合う彼らの関係を予感させる。さらに、かつて音と交流があったことを匂わせる俳優の高槻(岡田)が、物語に広がりをもたせる存在として印象的に登場。

家福とみさきが愛車サーブで走るその先に何が待っているのだろうか。広島の美しい海辺のロケーションも相まり、ロードムービーとしての魅力も感じさせ期待が高まる。

さらに今後、第2弾となる予告編の解禁も予定されており、映画の全貌が徐々に明らかとなる予定だ。

『ドライブ・マイ・カー』
今夏公開

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