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有村架純と坂口健太郎、“ギュッと詰まった”劇場版「そして、生きる」に太鼓判

ナタリー

19/9/27(金) 17:34

左から坂口健太郎、有村架純、月川翔。

「劇場版 そして、生きる」の公開初日舞台挨拶が本日9月27日、神奈川・イオンシネマみなとみらいで行われ、キャストの有村架純、坂口健太郎、監督の月川翔が登壇した。

WOWOWプライムで放送された「連続ドラマW そして、生きる」を再編集し、未公開シーンを盛り込んで映画化した本作。東日本大震災のボランティア活動で出会った男女が、互いに惹かれ合っていくさまが描かれる。有村が幼い頃に両親を亡くした女優志望の生田瞳子、坂口が東京から宮城・気仙沼にやって来る青年・清水清隆を演じた。

ドラマの放送終了から1カ月が経たないうちに劇場版公開が実現した本作。有村は「ドラマ版はWOWOWというコンテンツの中でしか観られなかったので、たくさんの方にお届けできるのが何よりうれしいです」と笑みをこぼす。一方の坂口は「スタッフ一同、同じ方向を向いて作った作品なので、劇場版になることを知ったときはすごくうれしかったです!」と喜びをにじませた。

全6話あるドラマを135分に再編集したことについて「また新しい作品ができたと思いました」と語る有村。「10年間の話を135分にまとめてくださって、監督やプロデューサーの苦しみを感じました。あのシーンないな? このシーンないな? と思うこともありましたが」と笑いつつ「厳選されたシーンがギュッと詰まっていて見応えがあると思います!」と太鼓判を押す。坂口は「ドラマ版は10年の時間を丁寧に描いていましたが、映画版はギュッとした分、時間の経過がわかりやすかったです。観ていてシンプルにドカンとくる。とても満たされた2時間でした」と感想を述べた。

作品を再編集するにあたり、俳優の芝居の“間”を削ってテンポアップすることを避けたと明かす月川。「撮影したものの大半を削ぎ落としていくのは苦しかったですが、ぜいたくで濃密な映画になりました。自分たちの仕事を褒めたいです」と自信をのぞかせる。

3人が東北やフィリピンでの撮影を振り返る場面も。有村は「絶対スタジオやセットでは撮れない画が撮れました」と力説。「東北の空気感にとっても力をもらったなと思います」と話し、「特に(友人役の)知英とのシーンは幸せでした。瞳子のキャラクターができたのは知英が演じたハンちゃんのおかげです」と回想した。クランクアップをフィリピンで迎えたという坂口は「現地の村の少年と本当に仲良くなっちゃったんですよ! 言葉を超える交流を持てたのは、僕自身もうれしかったし、清隆としても糧になりました」とはにかむ。

最後に坂口は「それぞれ呼吸をしている人たちを監督が美しく切り取ってくれた、満たされる作品だと思ってます。少しでもいいと思ったら広めていただいて、いろんな人に届いてほしいです」とアピール。有村は「劇場版という形で皆さまにお届けできる奇跡に心から感謝してます。これはこちら側の勝手な気持ちなんですが、撮影が終わったあとにスタッフさんが『俺たちやりきったよね』と言っていたんです。すごく素敵な現場だったと思います。それをお客さんにわかってほしいわけではないけれど……スタッフさんの気持ちを伝えたいと思っちゃいました! 皆様の中で、こういう作品を知れてよかったなと思ってもらえたらうれしいです」と観客に熱く語りかけた。

「いま、会いにゆきます」の岡田惠和が脚本を手がけた「劇場版 そして、生きる」は東京・イオンシネマ板橋、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開中。

(c)2019 WOWOW INC.

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