Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

天海祐希主演映画『老後の資金がありません!』に松重豊、新川優愛ら出演 初映像となる特報も

リアルサウンド

20/5/14(木) 5:00

 9月18日公開予定の天海祐希主演映画『老後の資金がありません!』の追加キャストが発表され、あわせて特報映像が公開された。

参考:映像はこちら

 本作は、2015年に刊行された垣谷美雨による累計発行部数26万部突破のベストセラー小説『老後の資金がありません』(中公文庫)を映画化するもの。主人公の主婦・後藤篤子は、娘の派手婚、舅の葬式、資産激減の中、夫婦そろって失職し、独りになった姑と一緒に暮らすことになる。高級志向の暮らしの価値観に翻弄される日々を送ることになった篤子が、奮闘しながら幸せな“老後”を掴もうとする模様を描く。

 主演の天海は、人生の後半に必ずやってくる老後資金問題と、誰もが直面する夫婦、親子、子の結婚、独立、嫁姑、親の介護、葬式などあらゆる問題が立て続けに襲ってくる中、悩みもがきながら幸せを探す、どこにでもいる女性を演じる。なお、天海の単独主演作品は、『狗神』(2001年)以来、19年ぶり。『こんな夜更けにバナナかよ 感動の実話』の前田晢が監督を務める。

 この度、総勢19名の追加キャストが発表された。篤子(天海祐希)たちと同居する浪費家の姑・後藤芳乃役には、草笛光子が決定。TVや映画だけでなく舞台女優としても活躍するほか、84歳で出版した『草笛光子のクローゼット』(主婦と生活社)ではファッショニスタとしての一面も垣間見せ、大ヒットを記録した。

 定年間近で会社が倒産し失業に陥る、篤子の夫・後藤章役を務めるのは、松重豊。ドラマ『孤独のグルメ』(テレビ東京系)シリーズをはじめ、ドラマや映画などで活躍するバイプレイヤーである松重が、お金に疎く見栄っ張りの夫を演じる。

 さらに、突然結婚相手を連れ派手婚を報告する、篤子の娘・後藤まゆみ役で新川優愛、家庭内のムードメーカーで大学生の篤子の息子・後藤勇人役で瀬戸利樹、まゆみの結婚相手でヘビーメタル・バンドマンの松平琢磨役で加藤諒、章の妹・桜井志津子役で若村麻由美、志津子の夫・桜井秀典役で石井正則が出演。

 そのほか、篤子の長年の友人・神田サツキ役に柴田理恵、葬儀社のベテラン社員・本間役に友近、ヨガ教室の講師・城ケ崎君彦役にクリス松村、シングルマザーのキャバ嬢・レイナ役に高橋メアリージュン、篤子の父・太平役に竜雷太、篤子の母・波子役に藤田弓子、章の元同期・天馬に哀川翔、サツキの父・大泉健三役に毒蝮三太夫、区役所委員・森口役に三谷幸喜が集結した。また、琢磨の両親として佐々木健介と北斗晶が夫婦役で出演するほか、経済ジャーナリストの荻原博子が本人役で出演する。

 篤子を振り回す最大の原因でありながらも、朗らかで可愛らしくどこか憎みきれない姑を演じた草笛は本作について、「前田監督と最初にお会いした時に『草笛さんは役作りせずそのままで』と言われました。女優にとってこれほど難しい注文はありません。劇中ではとんでもない姿をお見せするのですが『もうどうにでもなれっ』と飛び越えてしまった感じ。色々な意味でこんな作品は初めて。私にとっては恐ろしい映画です」とコメント。前田監督は「80歳を過ぎても現役バリバリの女優さんである草笛さんには、今までやったことのないことをたくさんトライしてもらいました。時に大胆に、時に繊細に、いきいきと楽しんで演じてられる姿に、スタッフもキャストも、まるで『映画の女神』のようだと驚嘆でした。草笛さんの存在自体が、全ての人間へのエールでもあります」と絶賛している。

 あわせて公開された特報映像では、老後資金が2000万円必要と言われている日本で、頭を悩ますひとりの主婦・篤子の姿が映し出される。老後のためにしっかりと蓄えていたはずだったのに、娘の結婚、夫の失業、さらに浪費家の姑との同居などが重なり、みるみるうちに貯金は減少していく。そんな中、姑の高額なカフェ代にストレス爆発し「お安くないんじゃ!」とブチ切れる篤子の姿も切り取られている。

■コメント
●草笛光子(後藤芳乃役)
前田監督と最初にお会いした時に「草笛さんは役作りせずそのままで」と言われました。女優にとってこれほど難しい注文はありません。続けて「そのままで十分おかしいですから」と。劇中ではとんでもない姿をお見せするのですが「もうどうにでもなれっ」と飛び越えてしまった感じ。私の姿を見てみなさんはどう思われるでしょうか、私も早く見たいような怖いような。
主演の天海さんは、実に気持ちのいいさわやかな人。現場をピリリとまとめつつ、細かい気遣いもされる、隣にいる私はその姿にポカンとしていました。
三谷さんとのシーンは何日も前からどうやって笑わない様にするか悩みました。だって、笑わせてやろうと意気込んで来るのがわかりますから。
色々な意味でこんな作品は初めて。私にとっては恐ろしい映画です。

●前田哲監督
80 歳を過ぎても現役バリバリのザ・女優である草笛光子さんには、今までやられたことのない、ありえない! ことにトライしてもらいました。時に大胆に時に繊細に全身全霊で役に取り組み、いきいきと楽しんで演じるチャーミングな姿に、スタッフもキャストも、まるで「映画の女神」のようだと驚嘆でした。 そして、モンスター級の存在感と爆発的な個性を併せ持ったキャストの皆さんが、主人公の天海さんを取り囲んで、サプライズ! な役で、ドキドキ! ワクワク! な演技バトルを繰り広げています。
キャストの方たちの「今を懸命に生きる姿」が、全ての人へのエールでもあります。どうぞご期待ください!

(リアルサウンド編集部)

新着エッセイ

新着クリエイター人生

水先案内

アプリで読む