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高畑充希×鈴木梨央「奇跡の人」幕開け、森新太郎「予測不可能です」

ナタリー

19/4/13(土) 13:22

「奇跡の人」より。(撮影:渡部孝弘)

「奇跡の人」が、本日4月13日に東京・東京芸術劇場 プレイハウスで開幕する。

森新太郎が演出を手がける本作は、家庭教師アニー・サリヴァンと“三重苦の少女”ヘレン・ケラーを題材にした物語。サリヴァン役には、鈴木裕美演出による2009年版、森演出による14年版でヘレン役を演じた高畑充希がキャスティングされ、ヘレン役を初舞台の鈴木梨央が演じる。また2人に加え、江口のりこ、須賀健太、久保田磨希、青山勝、増子倭文江、原康義、益岡徹がキャストに名を連ねた。

開幕に際し高畑は、「今まではヘレン・ケラー役として出演してきて、今回初めて言葉を発することが出来るので、この舞台の台詞の面白さや深さに気づかされています」と手応えをコメント。鈴木は「自分なりのヘレン・ケラーを演じられるよう頑張りたいと思います」と意気込みを語っている。また森は、「高畑は念願のアニー・サリヴァン役ということで、2014年の舞台を一緒に作った身としては彼女のアニーを見るだけで、胸がいっぱいになる想いですね」と感慨を語りつつ、「よく二人で団子状になって、ここまで駆け上がってくれたと思います。お客様が入ることで、更にどこまで駆け上がるか、予測不可能です」と作品をアピールした。

上演時間は休憩ありの約3時間15分。東京公演は4月29日まで行われ、その後本作は、富山、佐賀、大阪、静岡を巡演する。

高畑充希コメント

今回で「奇跡の人」への出演は3度目となりますが、今まではヘレン・ケラー役として出演してきて、今回初めて言葉を発することが出来るので、この舞台の台詞の面白さや深さに気づかされています。
梨央ちゃんは若干14歳ながら経験も豊かで、森さんに言われたことを具現化することが凄く早く、本番でも私の方がヘマしたりしそうな気がしますが(笑)、梨央ちゃんがいてくれたら大丈夫な気がしているくらい、安心感があります。
アニーとヘレンの「奇跡」は勿論ですが、家族皆がそれぞれ「奇跡」を見つけていく様が本当に素敵な作品なので、そこも見逃さず注目してもらえたら嬉しいです。

鈴木梨央コメント

初めての舞台で、今日まで1ヶ月以上、共演者の皆様と一つになって頑張ってこられたこと、この舞台に立てることが本当に嬉しいです。自分なりのヘレン・ケラーを演じられるよう頑張りたいと思います。
また、高畑さんの映像とは違った舞台での姿を間近で見られたことやアクションや動きなどのアドバイスを沢山いただき、とても勉強になりました。
来てくださるお客様には、何か苦しいことや辛いことがあった時などこの作品を観て少しでも勇気づけられたり、元気を出してもらえたら嬉しいです。

森新太郎コメント

高畑は念願のアニー・サリヴァン役ということで、2014年の舞台を一緒に作った身としては彼女のアニーを見るだけで、胸がいっぱいになる想いですね。当初の予告通り、高畑にしか出来ないようなアニーを演じてくれています。色んな名女優達の「奇跡の人」を、お客様はご存知かとは思いますが、今まで見たことがないようなサリヴァン先生を、あのちっちゃい身体で(笑)出し惜しみをせず見せてくれています。
梨央は猛烈に緊張しているとも思いますが、とても初舞台とは思えないほど、伸び伸びとやってくれています。ヘレン・ケラーという役は、三重苦という我々の範疇を超えている点で非常に難しい役作りとなります。それでも梨央なりに限界まで想像力、身体能力を活かして挑戦してくれています。
よく二人で団子状になって、ここまで駆け上がってくれたと思います。お客様が入ることで、更にどこまで駆け上がるか、予測不可能です。

「奇跡の人」

2019年4月13日(土)~29日(月・祝)
東京都 東京芸術劇場 プレイハウス

2019年5月4日(土・祝)・5日(日・祝)
富山県 富山県民会館 ホール

2019年5月11日(土)・12日(日)
佐賀県 鳥栖市民会館 大ホール

2019年5月17日(金)~19日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

2019年5月25日(土)・26日(日)
静岡県 浜松市浜北文化センター

作:ウィリアム・ギブソン
翻訳:常田景子
演出:森新太郎

キャスト

アニー・サリヴァン:高畑充希
ヘレン・ケラー:鈴木梨央

ケイト・ケラー:江口のりこ
ジェイムズ・ケラー:須賀健太
ヴァイニー:久保田磨希
アナグノス / 召使い:青山勝
エヴ伯母:増子倭文江
医師 / ハウ博士:原康義
アーサー・ケラー:益岡徹

水野貴以、橋本菜摘、乙倉遥、持田唯颯(Wキャスト)、島田裕仁(Wキャスト)、 古田結凪(Wキャスト)、福田彩実(Wキャスト)
ほか

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