SPAC「RITA&RICO」開幕、渡辺敬彦「フと思い出してもらえる作品に」
19/12/13(金) 13:01
SPAC 秋→春のシーズン 2019-2020 #3「RITA&RICO(リタとリコ)~『セチュアンの善人』より~」より。(c)行貝チヱ
SPAC「RITA&RICO(リタとリコ)~『セチュアンの善人』より~」一般公演が、明日12月14日に静岡・静岡芸術劇場にて開幕する。
これは、ドイツの劇作家ベルトルト・ブレヒトの寓話劇「セチュアンの善人」をもとにした作品。構成・演出・台本は、2016年にSPAC俳優発案企画で「青森県のせむし男」を演出した渡辺敬彦が務める。
本作の中高生向け公演はすでにスタートしており、渡辺は「中高生鑑賞事業を2公演終えましたが、皆さん集中して観てくれています。もう一回観たいと言ってくれる生徒さん達も結構います。とても嬉しいです。願わくば……何年後かもフと思い出してもらえる作品になっていますように……」とコメントした。
劇中では、善人探しにセチュアンの町へと降り立った神様を助けた女性をリタ、そして彼女がなりすます冷徹な従兄をリコとし、利他主義と利己主義の二項対立が描かれる。上演時間は約1時間40分で、一般公演は12月14・15日、21・22日に静岡芸術劇場にて。
渡辺敬彦コメント
何とか初日を迎えることができて、ひと安心したはずなのに、まだウジウジとあーでもないこーでもないと手直しをしたがっています。
それは、この芝居が終わるまで続くのだろう、結局最後まで自分が完全に納得することはできないのだろう、と痛感しています。
中高生鑑賞事業を2公演終えましたが、皆さん集中して観てくれています。もう一回観たいと言ってくれる生徒さん達も結構います。とても嬉しいです。願わくば……何年後かもフと思い出してもらえる作品になっていますように……
SPAC 秋→春のシーズン 2019-2020 #3「RITA&RICO(リタとリコ)~『セチュアンの善人』より~」
2019年12月14日(土)・15日(日)、21日(土)・22日(日)
静岡県 静岡芸術劇場
原案:ベルトルト・ブレヒト
構成・演出・台本:渡辺敬彦
出演:山本実幸、泉陽二、大内智美、木内琴子、貴島豪、小長谷勝彦、三島景太、吉植荘一郎
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