沖縄テレビ制作のドキュメンタリー映画「サンマデモクラシー」の予告編がYouTubeで公開された。

1963年、米軍の占領下にあった沖縄を舞台にした本作。“ウシおばぁ”こと魚卸業の女将・玉城ウシは、サンマにかけられた輸入関税が不当だとして、琉球政府を相手取り徴収された税金の還付訴訟を起こす。沖縄の政治家・下里恵良と瀬長亀次郎が支えたこの“サンマ裁判”は、やがて統治者のアメリカをも追い詰め、民主主義を巡る闘いへと発展していった。

予告編には、ウシおばぁを知る人々の証言や、当時の民主主義闘争を捉えた映像を収録。うちな～噺家・志ぃさーによるナビゲートや、川平慈英のナレーションも聞くことができる。

山里孫存が監督と製作を担当した「サンマデモクラシー」は、7月17日より東京・ポレポレ東中野ほか全国で順次公開。沖縄・桜坂劇場では7月3日に先行公開される。

(c)沖縄テレビ放送