構想18年…積年の思いが実を結ぶ、地下空港「花園」幕開け
19/4/14(日) 10:09
舞台芸術集団 地下空港 ミュージカル「花園 HANAZONO」より。
地下空港によるミュージカル「花園 HANAZONO」が、昨日4月13日に東京の座・高円寺1で開幕した。
本作は、約18年におよぶ構想を経て、伊藤靖朗が立ち上げた新作ミュージカル。鎌倉時代を舞台に、深山幽谷に隠された園に踏み込んだ少女と、彼女と恋に落ちる園丁を主軸としたストーリーが展開される。
園丁の長・竜胆を演じる溝口琢矢は、開幕に際し、「キャスト・スタッフ一丸となって、鎌倉時代のちょっと変わった世界観を表現しています。ぜひこの世界観に浸って、お楽しみいただければと思います」とコメント。園の主・八条院を演じる悠未ひろは「この作品には、SNSなどの目の前で繰り広げられていることだけを大事にするような世相に対して、本当に大切なものは何なのか、という問いが込められていると思います。観に来た方が、何か心に温かいものを持ち帰ってもらえれば嬉しいです」と観客に呼びかける。
脚本・演出・作曲を手がけた伊藤は「鎌倉時代と現代の何が鏡写しになっているのか、ぜひこの美しい園を訪れ、思い切り体感していただければ!と願っております」と思いを明かした。上演時間は約2時間10分。公演は4月21日まで。
溝口琢矢コメント
「花園」は、伊藤靖朗さんが18年の構想を経て創る作品です。キャスト・スタッフ一丸となって、鎌倉時代のちょっと変わった世界観を表現しています。ぜひこの世界観に浸って、お楽しみいただければと思います。がんばります!
悠未ひろコメント
今回はとても難しい役で、伊藤さんの考えている世界観をイチから学ぶ必要がありました。
この作品には、SNSなどの目の前で繰り広げられていることだけを大事にするような世相に対して、本当に大切なものは何なのか、という問いが込められていると思います。観に来た方が、何か心に温かいものを持ち帰ってもらえれば嬉しいです。
伊藤靖朗コメント
新作ミュージカル「花園」が幕を開けます。この作品は、今の世の中だからこそ届けたいと思う自信作です。作品の舞台となる花園は、鎌倉時代のお話なのですが、同時に、私たちがが迷い込んでしまった現代というものへのメタファー(比喩)でもあります。さて、鎌倉時代と現代の何が鏡写しになっているのか、ぜひこの美しい園を訪れ、思い切り体感していただければ!と願っております。僕のエンタメ&舞台芸術魂の全てを込めて、4/21(日)まで。どうぞお見逃しなく!
舞台芸術集団 地下空港 ミュージカル「花園 HANAZONO」
2019年4月13日(土)~21日(日)
東京都 座・高円寺1
脚本・演出・作曲:伊藤靖朗
作曲・編曲:権頭真由、佐藤公哉
出演:溝口琢矢 / 田代絵麻、野田孝之輔、鎹さやか、大塚由祈子、酒井良太、柳生拓哉、吉高志音、山口実紗、長尾愛、山崎里紗、徳岡明、白井安美、萩原優奈 / 悠未ひろ
※徳岡明の「徳」は旧字体、山崎里紗の「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記。
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