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高橋一生がandrop内澤崇仁の演奏にしみじみ「映画を完成させてくれた」

ナタリー

19/1/30(水) 22:07

左から高橋一生、川口春奈。

「九月の恋と出会うまで」の舞台挨拶が本日1月30日に東京・イイノホールで行われ、ダブル主演を務めた高橋一生と川口春奈、監督の山本透が出席した。

「九月の恋と出会うまで」では風変わりなマンションに引っ越してきたOL・北村志織と、小説家志望の隣人・平野進が惹かれ合うさまが描かれる。平野役の高橋と志織役の川口は、本日午前中にも東京・乃木神社で行われた同作の完成披露イベントに参加した。

平野に扮するにあたり意識したことを聞かれた高橋は「どの作品でも作り込むことは考えていないんです」と述べ、「美術さんが作ってくださったセットだったり、現場にしっかりと反応していくことを考えてやらせていだきました」と述懐。川口は、実年齢よりも歳上の志織を演じたことに関して「感情の波が目まぐるしい役柄だったんですけど、そこに素直に生きようと思いました。平野さんが志織を引き出してくれるという感覚もありましたね」と振り返った。

ラブストーリーでありながら、タイムリープの要素も含まれている本作。監督を務めるにあたって、タイムリープものを数多く観返したという山本は「本人がタイムスリップするものが多いんですが、この映画は声だけなので、映像表現として難しかったです」と苦悩を語る。当初はCGを使ってシーンを補足することを考えていたが、高橋の演技を見て余計な小細工は必要ないという結論に至ったことも伝えた。

本日のイベントには、主題歌「Koi」を提供したandropの内澤崇仁も参加した。内澤が「Koi」を生披露することが観客に伝えられると、場内に歓声が響き渡る。歌う前には「めっちゃ緊張する!」とはにかんでいた内澤だが、抑揚を付けた歌唱で映画の世界を見事に表現。しみじみとした表情で聴いていた高橋は「『Koi』が映画を完成させてくれてるんですよね」と思いを述べ、「『End roll』の頃から好きなので」と以前からandropのファンであることを明かした。

終盤には川口が「できあがった作品を観て、純粋に誰かを思う気持ちや、誰かを思って行動を起こすのは素晴らしいことだと思いました。そういうメッセージが1人でも多くの方に届いていればうれしいです」と胸中を語る。高橋は川口の思いに共感しながら、「人が人を思う気持ちは純粋なもの。なぜかその気持ちを歪曲させてしまったり、自分でふたをしてしまうことが多いと思うんです。映画を観てくださった方が本質的な人間の思いに触れて、豊かな気持ちになれる作品になったと感じています。周りに伝えていただくのもうれしいですが、自分の中で大事にしていただくだけで十分です」と口にした。

「九月の恋と出会うまで」は3月1日より全国でロードショー。

(c)松尾由美/双葉社 (c)2019 映画「九月の恋と出会うまで」製作委員会

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