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稲葉友「恋い焦れ歌え」で長編映画初主演、「自分の全てを懸けて臨もう」

ナタリー

「恋い焦れ歌え」

稲葉友の長編映画初主演作「恋い焦れ歌え」が2022年春に公開される。

本作は清廉潔白な小学校の臨時教員・桐谷仁が主人公の物語。ある絶望的な事件に襲われた彼の前に、トラウマを容赦なくえぐる謎の男が現れる。そして仁は再生するために葛藤や戦いを経験していく。

稲葉は「生々しく力強い物語に強烈に惹かれ、同時にこの作品の世界へ桐谷仁として飛び込む期待と怖さが膨らんでいきました」と本作との出会いを語り、「丸裸になり自分の全てを懸けて臨もうと思えました。絶望も希望も憎悪も愛も、真っ向から描いた作品です」とアピールした。彼は劇中でラップとピアノ演奏を初めて披露する。

そして監督・原作・脚本を担当する熊坂出は「稲葉友さんは、ある種の象徴として捉われかねない仁という役を、世界中の傷だらけになった人達に対して最大の誠実さを持って背負ってくださいました」とコメント。ラップ監修はラッパー・小説家として活躍するハハノシキュウが手がけた。

稲葉友 コメント

脚本を初めて読んだ時、生々しく力強い物語に強烈に惹かれ、同時にこの作品の世界へ桐谷仁として飛び込む期待と怖さが膨らんでいきました。しかし熊坂監督やスタッフさんたち、共演する俳優部の皆さんとお会いしてコミュニケーションを取らせていただく中で、丸裸になり自分の全てを懸けて臨もうと思えました。絶望も希望も憎悪も愛も、真っ向から描いた作品です。是非とも映画館で目撃してください。

熊坂出 コメント

稲葉友さんは、ある種の象徴として捉われかねない仁という役を、世界中の傷だらけになった人達に対して最大の誠実さを持って背負ってくださいました。この映画は、社会制度によって肥大化してしまった自尊心や「絶望的な出来事」によってひどく傷つけられた肉体や精神を、様々な力を借りて回復し、そして成熟に至ろうともがく人達の物語です。しかし、深刻は敵だという軽やかな態度で、人の心の深い場所に届く娯楽映画を目指して創作中です。どうぞお楽しみに。

(c)2021「恋い焦れ歌え」製作委員会

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