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AKB48大島優子が『情熱大陸』で心境を吐露「今は情熱を燃やすところがない」

リアルサウンド

13/10/21(月) 8:00

 AKB48の大島優子が10月20日放送のドキュメンタリー番組『情熱大陸』(毎日放送・TBS系)に出演した。番組では、2013年6月の総選挙前から約5ヶ月、大島優子のアイドル業と女優業の舞台裏に密着。今年25歳になる大島優子の素顔に迫った。

 平均年齢17歳のAKB48の中で、今年25歳の大島は小嶋陽菜と並んで最年長組。メンバーには頼れるお姉さんとして慕われている。秋葉原の専用劇場にて、インタビュアーに「年をとっていると感じる?」と質問された大島は、「しょっちゅう感じますよ。でもパフォーマンスや体力、ハートの強さでは若い子には絶対負けないっていう自信がある」と笑顔を見せた。

 握手会でも大島は、メンバーの誰よりもサービス精神を発揮する。必ず目を見て、言葉を交わす。時には大量の握手券を購入し、何十秒も握手をして個人的な愛情を向けるファンもいるが、大島はしっかりと向き合う。そのことについて大島は「普通のことだと思うんですよね。みんなは芸能人とファンという感覚で握手しているかもしれないけど、そうじゃなくて、ひと対ひとで握手すると普通のこと」と語った。

 全国を回ったドームツアーのファイナルは今年8月、東京ドームで行われた。その舞台裏では、今も誰よりも長く鏡の前に立ち、徹底的に練習に励む大島の姿があった。大島は、キレのあるパフォーマンスで注目を集め、今のポジションを築いた。

 東京ドーム公演の1日目には、同期の秋元才加の卒業セレモニーが行われ、大島は人目もはばからず号泣した。「置いていかれているという寂しさはありますか?」という質問に対し、大島は「もちろんあります。いいなーって思います。でもAKBでやっていて、今は何にチャレンジするかっていうのが自分に対してないから。(中略)今は情熱を燃やすところがない」と、現状に対する複雑な心境も吐露した。

 プロデューサーの秋元康はそんな大島を見て「たぶん、次のステップに進もうとしたこの2~3年は、相当悩んでいると思いますね。(中略)大島は自分の魅力を最大限に発揮したので、自分の天井に手が当たってしまう。そうすると、私の頭上には何があるんだろうと。見えない何かがあるんじゃないかと。そんな悩みを抱えた、今25歳にならんとしている女性だと思います」と、トップを走り続けたアイドルならではの悩みを代弁した。

 東京ドーム4日連続の最終日、大島はひどく疲弊していた。リハーサルのステージで、ひざまずいて俯く大島。その目は放心状態で、精細を欠いている。結局この日、大島は点滴を打ち、本番では笑顔でステージを乗り切った。「同じように努力すれば、誰でも大島優子になれるだろうか?」そんな質問に対し大島は、「なれますね。ただし、同じ努力は簡単にはできないと思うけど」と即答した。

 ドームツアーが終わるやいなや、現在放映中のドラマ『安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~』(TBS系)の収録が始まった。アイドルとして頂点を極めた大島だが、女優としてはまだ未知数だ。7歳の頃、子役としてドラマに出演したこともあったが、あまりパッとしなかったという。「金八先生のオーディション受けたことある。受からなかったです。何百回したんだろうっていうぐらいオーディションして、いつもいいところまでいっても落ちるってことがすごく多くて……」17歳で受けたAKB48のオーディションは、大島にとってラストチャンスだった。落ちたら社会福祉士になるつもりだったとのことだ。

 新曲PVの撮影。女子高の制服に身を包んだ大島は、昼食時、16歳の研究生と会話をする。「私、大島さんに憧れているんですよ。目標にしているんです」そう語る研究生に対し、大島は「ありがとう、嬉しい」といいながら、笑顔で納豆ごはんを頬張った。

 久々のオフでは、幼稚園の頃から家族ぐるみの付き合いをする幼馴染と、船釣りに行った。「優ちゃん、忙しいでしょ」「忙しいね。でも、いつか忙しくなくなるから。だから、いいかなって」そんな会話をしながら、釣り糸を垂れる。大島は、カワハギを釣り上げ、つかの間の休息を楽しんだ。

 「存在感のある女優になりたい」ある時期から大島は、そう公言してきた。その理由としては「難しいからです。正解がなくて、なにやっていても満足しないし、どの役をやっていても自信を持てなくて。着地点が見えないところが、やりがいがあるな、と」と語っている。そんな大島の座右の銘は、「己を信じ、精進せよ」。ドラマの現場で先輩役者たちの演技を見つめる大島の目は、好奇心に溢れながらも、真剣だった。

 トップアイドル、大島優子の素顔に迫った今回の『情熱大陸』。大島のストイックかつ真摯な姿勢に、改めて心を動かされたファンも多いのではないだろうか。
(文=編集部)

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