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小松台東・松本哲也の書き下ろしを青年座が上演

ぴあ

20/2/17(月) 0:00

劇団青年座『ありがとサンキュー!』

土田英生や赤堀雅秋、その下の世代でいえば劇団チョコレートケーキの古川健、てがみ座の長田育恵、ミナモザの瀬戸山美咲……。いずれもいまの演劇界を盛り上げる、魅力的な物語を生み出す面々だ。創立75年を数える劇団青年座は設立当時から「創作劇」の上演を続け、彼らのように高い実力をもった劇作家の新作戯曲を積極的に上演している。

そんな青年座が2月19日(水)から25日(火)まで東京・シアターグリーン BIG TREE THEATERで上演する『ありがとサンキュー!』は、劇団小松台東を率いる松本哲也が今回のために書き下ろしたもの。松本といえば、味わいのある宮崎弁と丁寧に紡がれる会話によって人間関係の機微を描く戯曲で、公演のたびにファンを増やしている劇作家だ。

大正生まれの女性・いし。つらいときにもつねに讃美歌がそばにあった敬虔なクリスチャンの彼女が、大正から平成までの時代を生き抜き、子どもや孫に思いを伝える姿を描く。実際に2017年に104歳で亡くなった松本自身の祖母の実話がもとになっているのだという。

いしを演じるのは、先日第27回読売演劇大賞で優秀女優賞を受賞することが発表された増子倭文江。松本と同世代の磯村純が演出を務め、21歳の新人から70代のベテランまで、14人の俳優がひとつの家族とそのまわりの人々の数十年間を描き出す。

文:釣木文恵

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