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音楽の“現在(いま)”を体験する サマーフェスティバル開幕!

ぴあ

18/8/21(火) 0:00

現代音楽の“現在(いま)”を体験する刺激的な祭典「サントリーホール サマーフェスティバル」が開催される。8月22日(水)~9月1日(土):サントリーホール。

サマーフェスティバルは、サントリーホール開館翌年の1987年の夏から「サントリー音楽財団 サマーフェスティバル」として開始され、20世紀以降の“現在(いま)”の作品を取り上げる東京の“現代音楽の祭典”として、毎年多くのファンに親しまれている前衛的なイベントだ。31周年を迎える2018年からはサントリーホールが主催する「サントリーホール サマーフェスティバル」として、よりホールに根ざしたフェスティバルとして開催され、毎年“ここでしか体験できない”刺激的なステージを披露している。
今年焦点が当たる作曲家は、野平一郎、ピエール・ブーレーズ、イェルク・ヴィトマンの3人。さらには芥川作曲賞選考演奏会など、時代の最先端を体験するステージが目白押しだ。

  1. ザ・プロデューサー・シリーズ 野平一郎がひらく オペラ『亡命』/フランス音楽回顧展
    「ザ・プロデューサー・シリーズ」は、その年のプロデューサーが独自の視点で現代音楽を切り取り、作品を紹介する企画として2013年にスタート。今年はピアニスト、指揮者、作曲家など様々な顔を持つ野平一郎が、自身のルーツでもある現代フランス音楽の回顧と未来の系譜をたどる。2016年に亡くなったピエール・ブーレーズの最重要作品『プリ・スロン・プリ』のほか、原作台本・野平多美とのコンビによる書き下ろしの新作オペラ『亡命』の英語上演にも注目したい。
    野平一郎(c)相田憲克
    ピエール・ブーレーズ
  2. サントリーホール国際作曲委嘱シリーズNo.41 テーマ作曲家<イェルク・ヴィトマン>
    国際作曲委嘱シリーズは、コンサートホールが鑑賞の場に止まらず“創造空間となること”を目指して、サントリーホールが開館した1986年10月に故 武満 徹の提唱によって始まった。その内容は、世界の第一線で活躍する作曲家に焦点をあて、管弦楽作品を委嘱すると共に、室内楽作品や影響を受けた作曲家を取り上げる。監修者の細川俊夫が選んだ今年のテーマ作曲家はクラリネット奏者、指揮者、そして作曲家として活躍するイェルク・ヴィトマン(1973-独)。ヴァイオリニストの妹カロリンのための『ヴァイオリン協奏曲第2番』を発表するほか、自身も指揮、演奏で出演するなど余すことなく彼の才能が発揮されるプログラムだ。
    イェルク・ヴィトマン (c) Marco Borggreve
  3. 第28回芥川作曲賞選考演奏会
    「芥川作曲賞」は、戦後のわが国の音楽界の発展に多大なる貢献をした故 芥川也寸志の功績を記念して、1990年に創設された日本屈指の音楽賞だ。前年(1月~12月)に国内外で初演された日本人新進作曲家による管弦楽曲の中から3曲を選び再演。その中からもっとも清新かつ将来性に富む作品1曲を選定し、贈賞が行われる。賞金は50万円で、受賞者には新しい管弦楽曲の作曲が委嘱される。今年の選考委員は鈴木純明、野平一郎、菱沼尚子の3氏。譜面・録音による第一次選考を経て、岸野末利加、久保哲朗、坂田直樹の作品が選定された。第26回受賞者である渡辺裕紀子の委嘱作品の初演の後、候補作品を演奏し、公開選考会と贈賞式が行われる。

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